バイオハザード IV アフターライフ [タイトル:ハ行]
Resident Evil: Afterlife (2010年)
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ウェントワース・ミラー、ショーン・ロバーツ


日本製人気ゲームの映画化第4弾で、女戦士アリスが生き残った数人の仲間とともに、迫り来るゾンビ軍団を蹴散らしながら、安息の地“アルカディア”を目指すアクション映画。
一難去ってまた一難と、まさにゲームの各ステージをクリアしていくがごとくのお馴染みの内容で、宿敵アンブレラ社を潰すというメインテーマの進展はとくにないのは前作と同様につき、また次回へと続く模様。
ゾンビ映画(と言っても本作ではゾンビは完全に脇役だが・・・)にストーリーを期待しても仕方ないので、それはそれでいいと思いつつも、頂けない点がいくつかある。
まず、1作目の監督P・WS・アンダーソンが復帰したからか、記憶喪失という1作目と同じ設定を用いているものの、観客は彼女が誰で、何が起きているのかも知っているので、あまり意味はない。
また、ゾンビの顔が四方に裂けて、触手のようなものが伸びてくるようになっていたが、かのギレルモ・デル・トロが監督した「ブレイド2」のヴァンパイアと同じで興ざめ。
これらは、おそらく元ネタのゲームの通りなのだろうが、映画の影響を大いに受けているゲームの設定をそのまま用いるとは、ゲーム大好き監督がゲームファンの為に作ったという感じで、映画ファンとしては残念。
ということで、本作の関心は3D映像に尽きる。
その意味では、「アバター」と同様に3D用のカメラで撮影されている本物の3D映画だけに、いろいろなものが飛び出してくるは、遠ざかっていくはと立体感、遠近感がきっちりと体感できて、アトラクション・ムービーとしての面白みは存分に味わえる。
監督は近年流行の早割りカットが嫌いと思われ、これでもかとばかりにスローモーショーンを多用しているが、ちょっと使いすぎの感がなくもない。(特にオープニングのスローモーションは尺稼ぎとしか思えないのはご愛嬌か)
もっとも、誤魔化しにしか見えない下手な早割りカットを連発されるよりは、映像的にはわかりやすくてありがたいのは確かである。
最後の最後にチラッと登場する女性兵士が、2作目に登場したジル・バレンタインらしく、5作目の敵(シリーズのお約束通りならモンスター化?)となるのだろう。
それはともかく、そろそろ次で完結編としてもらいたいものだ。
前3作
![バイオハザード トリロジーBOX(3枚組) [Blu-ray] バイオハザード トリロジーBOX(3枚組) [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/511qc7MbGJL._SL160_.jpg)
ゲームは5まで
諸条件を考慮して、3D作品はrealD方式のワーナーマイカルで見ることにしているのだが、ここは座席があまり良くない。前後左右の幅が狭く、椅子も固めで、本作のような90分程度の上映時間でも疲れる。
ちなみに、シネコンではMovixの椅子が心地よい。
それとも、同じ系列でも劇場によって違うのだろうか。
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、ウェントワース・ミラー、ショーン・ロバーツ


日本製人気ゲームの映画化第4弾で、女戦士アリスが生き残った数人の仲間とともに、迫り来るゾンビ軍団を蹴散らしながら、安息の地“アルカディア”を目指すアクション映画。
一難去ってまた一難と、まさにゲームの各ステージをクリアしていくがごとくのお馴染みの内容で、宿敵アンブレラ社を潰すというメインテーマの進展はとくにないのは前作と同様につき、また次回へと続く模様。
ゾンビ映画(と言っても本作ではゾンビは完全に脇役だが・・・)にストーリーを期待しても仕方ないので、それはそれでいいと思いつつも、頂けない点がいくつかある。
まず、1作目の監督P・WS・アンダーソンが復帰したからか、記憶喪失という1作目と同じ設定を用いているものの、観客は彼女が誰で、何が起きているのかも知っているので、あまり意味はない。
また、ゾンビの顔が四方に裂けて、触手のようなものが伸びてくるようになっていたが、かのギレルモ・デル・トロが監督した「ブレイド2」のヴァンパイアと同じで興ざめ。
これらは、おそらく元ネタのゲームの通りなのだろうが、映画の影響を大いに受けているゲームの設定をそのまま用いるとは、ゲーム大好き監督がゲームファンの為に作ったという感じで、映画ファンとしては残念。
ということで、本作の関心は3D映像に尽きる。
その意味では、「アバター」と同様に3D用のカメラで撮影されている本物の3D映画だけに、いろいろなものが飛び出してくるは、遠ざかっていくはと立体感、遠近感がきっちりと体感できて、アトラクション・ムービーとしての面白みは存分に味わえる。
監督は近年流行の早割りカットが嫌いと思われ、これでもかとばかりにスローモーショーンを多用しているが、ちょっと使いすぎの感がなくもない。(特にオープニングのスローモーションは尺稼ぎとしか思えないのはご愛嬌か)
もっとも、誤魔化しにしか見えない下手な早割りカットを連発されるよりは、映像的にはわかりやすくてありがたいのは確かである。
最後の最後にチラッと登場する女性兵士が、2作目に登場したジル・バレンタインらしく、5作目の敵(シリーズのお約束通りならモンスター化?)となるのだろう。
それはともかく、そろそろ次で完結編としてもらいたいものだ。
前3作
![バイオハザード トリロジーBOX(3枚組) [Blu-ray] バイオハザード トリロジーBOX(3枚組) [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/511qc7MbGJL._SL160_.jpg)
バイオハザード トリロジーBOX(3枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- メディア: Blu-ray
ゲームは5まで
諸条件を考慮して、3D作品はrealD方式のワーナーマイカルで見ることにしているのだが、ここは座席があまり良くない。前後左右の幅が狭く、椅子も固めで、本作のような90分程度の上映時間でも疲れる。
ちなみに、シネコンではMovixの椅子が心地よい。
それとも、同じ系列でも劇場によって違うのだろうか。
そうですね。そろそろ秋が・・・いや、飽きが来たのも否めません。
てか、ゲームをさっぱり知らないもんで、ストーリー重視で映画を見るタイプの自分としては、よくここまで付き合ってると、我ながら感心してますわ。
by sakurai (2010-10-02 21:29)
>5作目の敵
自分としては3人ヒロインになって「チャーリーズ・エンジェル」状態になって欲しいです。
座席は重要ですよね。今日ある映画館で観てたら途中からモーレツにケツが痛くなってきて困りました。自分の座り方が悪いというのもあるのですが。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-10-02 23:58)
>おそらく元ネタのゲームの通り
ゲーム版の5がブレイドとか
マトリックス(今更)パクッてて残念な出来でした。
1も映画として独立した作品だったからこそヒットしたと思います。
by aneurysm (2010-10-03 17:15)
内容は兎も角、3Dを楽しみに行こうかなと思ってます。
by 丹下段平 (2010-10-03 19:09)
sakuraiさん、こんばんは。
前作を酷評した割には、TV放映を観て3作を復習してから本作を観るなどと結構、気合が入っていました。^^
2作目からは、ストーリーがあってないような状態が続くだけに、キャストの年齢を考慮しても、次回で終わりにすべきですね。
by hash (2010-10-03 21:37)
テンプラ・ソバ・ニーロさん、こんばんは。
ジルはゲームでは主役のようですから、モンスターにしたら、ファンが怒りますね。となると、やはり三銃士でしょうか。
>座席は重要
椅子が悪くても、料金は同じですから、出来るだけ心地よいところで観たいですね。
by hash (2010-10-03 21:44)
aneurysmさん、こんばんは。
マトリックスっぽいシーンがありました。^^
そう言えば、アリスの格好もブレイド化しているように思います。
by hash (2010-10-03 21:45)
丹下段平さん、こんばんは。
私は3Dで観るのがまだ3作目で、前の2作は奥行き重視という感じだったので、今回は飛び出してくるだけで、結構楽しかったです。
by hash (2010-10-03 21:49)
そろそろ終了してもいいかと思うのですが。
ソウもやっと終了するみたいだし。
「ファイナル・デスティネーション」みたいに最初からファイナルなのに続いているのもありますけど。あ、「ファイナル・ファンタジー」の映画は、1作目がファイナルでした・・・。
ゾンビの飛び出す緊張感が無い、アクション映画でしたね。まあ、それでも楽しみましたが。
by バラサ☆バラサ (2010-10-04 20:38)
バラサ☆バラサさん、こんばんは。
とりあえず、次でアンブレラ社との決着を付けて欲しいです。このまま続いたら、「13日の金曜日」といっしょになり、宇宙にでも行きかねないので・・・^^
まぁ、それはそれで面白いかもしれませんが。
by hash (2010-10-04 22:54)