未公開作品（V・ヴォーン編）

フォー・クリスマス
Four Christmases (2008年)
監督：セス・ゴードン
出演：ヴィンス・ヴォーン、リース・ウィザースプーン、ロバート・デュヴァル、シシー・スペイセク
クリスマスに両親の元を訪れるはめになったラブラブカップルの行末を描いたファミリー・コメディ。
カップルの互いの両親はともに離婚していて、1日に4箇所も訪問しなければならないのだが、それぞれの少し変わった家族に久しぶりに会った2人はとんでもない目に遭わされる。
そんな家庭で育ったから、結婚なんて論外、子供も要らないと考えていた2人だが、なんだかんだで家族の良さを再確認するという予定調和のストーリーなのでアメリカン・コメディが嫌いでなければ、それなりに楽しめるだろう。
「ブラザーサンタ」同様、クリスマス・ムービーということもあってか、2人の両親を演じるR・デュヴァル、S・スペイセク、ジョン・ヴァイト、メアリー・スティーンバージェンが全員オスカー俳優という豪華さなので、それだけでも一見の価値はあるかもしれない。
また、どうでもいいことだが、V・ヴォーンの兄役ジョン・ファブローは「アイアンマン」の監督で、今夏公開の「アイアンマン２」でも引き続き監督している。



ウエディング・クラッシャーズ
Wedding Crashers (2005年)
監督：デヴィッド・ドブキン
出演：オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ボーン、レイチェル・マクアダムス
他人の結婚式に押しかけ、タダ飯、タダ酒を喰らったあげく、参列した美女をお持ち帰りしていた２人組が真剣な恋に目覚めてしまうというコメディ。
遊びのはずが真剣な恋になるという「嘘から出た真」式ロマコメの一種で、見た目はいいが実は嫌な奴である恋敵、堅物だけど娘思いの父親、変だけど愛しい仲間（友人＆家族）とロマコメの定番を脇役に揃えてた堅実な作りになっている。
笑いのパートを一手に引き受けて、大いに笑わせてくれるV・ボーン、特に美人とはいうわけでもないが、とてもチャーミングなR・マクアダムスの２人を見ているだけで、充分に楽しめる。
逆に、２人の出番が減り、O・ウィルソンの１人舞台となる終盤が退屈。

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洋画ファンでなければ、ヴィンス・ヴォーンって誰という感じだろうが、近年のアメリカン・コメディには欠かせない俳優で、出演作の興行成績は、ジャック・ブラック、ウィル・フェレルなどの名だたるコメディ俳優を完全に負かしていて、安定度全米No.1と言っていいだろう。
近作「Couples Retreat」もおそらく日本では公開されないだろうが、面白そう。

コメント 4

ヴィンス・ヴォーンはいつの間にかコメディが多くなってきた印象です。なにかベン・スティラー経由でコメディに入ってきて、いつの間にか一本立ちしたような。
「ウィー・アー・ザ・ワールド」の２５周年版にも参加していたみたいですが、それだけ人気が有るという事でしょうか。歌も上手い？

by ちょいとおまえ (2010-02-27 12:59) 

ちょいとおまえさん、こんばんは。
最初はシリアス系で、顔立ちのせいか悪役も多かったですが、最近はすっかりコメディアンですね。
＞歌も上手い？
V・ボーンに限らず、アメリカの俳優は皆、上手いですね。
by hash (2010-02-28 00:50) 

どちらの作品も出演者が豪華！
日本未公開なのが勿体無い。

やはりまだまだ広く名前が知られてない・・・
と言うのがあるのでしょうか？
by てくてく (2010-03-01 00:19) 

てくてくさん、こんばんは。
2本とも、アメリカでは1億ドル突破の大ヒット映画ですから、尚更、勿体ないです。
基本的にアメリカン・コメディは日本で受けないというのが第一の理由かと思いますが、知名度も大きな要因でしょうね。
by hash (2010-03-01 01:31)