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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [タイトル:カ行]

Catch Me If You Can (2002年)
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン
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1960年代後半、10代で400万ドル以上も詐取した実在の詐欺師フランク・W・アバグネイルと彼を逮捕したFBI捜査官カール・ハンラティの姿を描いたドラマ。
両親の離婚を機に家出した16歳の主人公が、その後の数年間にパイロット、医師、検事補になりすまし、小切手詐欺を重ねていく様子は、騙された人には申し訳ないが、痛快で面白い。
30年も前の話とは言え、いとも簡単に騙される様子を不思議に思いたくもなるが、当時は詐欺自体が今ほど、警戒されていなかったようだし、現代にも及ぶ詐欺師と捜査官のいたちごっこの序章なのであろうと考えれば、さして違和感もない。それに、人間関係が希薄になったと言われる現代の詐欺事件も第三者の立場で見れば、何故そんなことに騙されるのだろうと不思議に思うことも少なくないのだから、古き良き時代の出来事とあれば尚更であろう。
数年ぶりに、改めて見ると、エリザベス・バンクス、ジェニファー・ガーナー、エイミー・アダムスなど、現在では主演作も作られる女優たちが、主人公の相手役で登場し、その存在感の片鱗を見せているのが、興味深い。
そして、当時20代後半のL・ディカプリオの表情ひとつで10代にも20代にも見せる表現力には特別な何かを感じさせ、まだ若いのに、本作のS・スピルバーグを始め、マーティン・スコセッシ、リドリー・スコットらの大物監督から声がかかる理由がわかるような気がする。


キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD



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コメント 4

コッスン

おはようございまーす。
この作品、軽く面白かったですね。
パンナムのおもちゃのシールのシーンとか。
実話だったので、どんなカッコいい人かと思ったら
わりと普通の人でしたね。
走ってるシーンのディカプリオの足が長くて
年とっても足の長さは変わらないからかっこよかった(笑)

ディカプリオは、私の中では
かなりの演技派という印象ですので
良い作品と出会って、オスカーを是非!!
と強く願ってますが
ここ、15年くらい、いい作品に恵まれてない印象・・・・・・・・(涙)
もう何歳になったんだ。彼は


by コッスン (2009-10-15 08:35) 

hash

コッスンさん、こんばんは。
>おもちゃのシール
アナログな感じが良かったですね。
>ディカプリオ
もう30代半ばですが、いずれはオスカーも取るでしょうね。
by hash (2009-10-16 00:13) 

クリス

おはようございます。
この作品、大好きです。人を食ったような詐欺に、全然嫌な感じがせず楽しめてしまうバランスがいいなって。
スピルバーグの、最後のいい作品・・・と、今は思ってるくらいですね。
by クリス (2009-10-25 11:18) 

hash

クリスさん、こんばんは。
ドラマとしても、コメディとして見ても面白い作品ですね。
>スピルバーグの、最後のいい作品
近年の作品では、随所にスピルバーグらしさは見せていますが、作品全体で見ると、らしくないのが残念です。
by hash (2009-10-26 00:49) 

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