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リクルート [タイトル:ヤ・ラ・ワ行]

The Recruit (2003年)
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:アル・パチーノ、コリン・ファレル、ブリジット・モイナハン
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世界で最も有名な諜報組織CIAにリクルートされた若者の姿を描いたサスペンス
アメリカ映画では題材として扱われることも多く、現実社会でも何かと話題に上ることのあるCIAにリクルートされた男が主人公だけにその内情が除けるのではないかと期待は高まる。
DELLの重役から一目置かれるほどのソフトを開発するほど優秀な学生で、シェル石油に勤めていた父の死の真相を長きに渡り追い求めているという主人公の設定に有名企業の実名が出てくるのも、何か意味があるのかと期待させる。
CIAの選抜試験、訓練、実務と、どこまで本物なのかは別として、とても興味深い。
また、「目にしたもの、耳にしたものは、何一つうわべどおりではない」や、「全てがテストだ」というセリフから、どんな罠が仕掛けられているのかとワクワクさせられる。
このように、映画の大部分は興味深い内容で楽しませてくれるので、最後には何か大きな陰謀が明らかになるのだろうと期待していたら、某首相の言葉で言うところのさもしい計画が露呈するだけで、拍子抜けする。
それまでに描かれてきたこともあまり大きな意味を持っているとも思えず、「うわべどおりではない」というセリフの通りと言えばそうなのだが、なんとも消化不良な感じが否めない。
これは、A・パチーノ演じるキャラクターの背景を最後まで明らかにしなかった脚本及び、演出の失敗であると思われる。
しかし、映画は結末よりも過程の方が大事なので、その意味では、楽しめる作品である。
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コメント 8

duke

ちょこっと面白そうですね。
でも、アルパチーノとコリンファレル・・・うーむ。
消化不良な結末が残念ですね。

by duke (2009-04-30 13:09) 

ひろくん

私はコレ好きですね。(保存版にしてあります)
観客をミスリードさせる典型的な作品ですね。
コリン・ファレルもアマちゃん役を上手く演じてると思いますし
アル・パチーノは元々好きな俳優なんで何でも許せちゃう^_^;

hashさんの仰るとおり、確かに結末は尻つぼみだったかも。
もう一回観てみようかなぁ~
by ひろくん (2009-04-30 19:03) 

satoco

竜頭蛇尾な感はありましたが、だまし合いの中盤は面白いと思いました。パチーノ好きなんですが、いつも嘘ばっかりついてる役が似合いますね。
by satoco (2009-04-30 21:35) 

hash

dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
サスペンス=どんでん返しという風潮が蔓延ってますので、無理した感じがありました。
>うーむ。
アルパチーノとコリンファレルは苦手ですか?^^
by hash (2009-05-01 01:04) 

hash

ひろくんさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
A・パチーノは私も好きです。
彼が吠えていたら、それだけで満足できます。^^
by hash (2009-05-01 01:12) 

hash

satocoさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
本作でのA・パチーノは少しせこかったですね。^^
ロバート・デ・ニーロ共演の「Righteous Kill」が早く観たいです。
by hash (2009-05-01 01:16) 

てくてく

CIAってこんな訓練してるのかな~?
騙しあいに次ぐ騙しあいでしたね。
いったいいつまで騙しあいが続くんだろう、
休まる時がないよな~、と凡人の私は思いました^^
by てくてく (2010-04-10 16:56) 

hash

てくてくさん、こんばんは。
本当にあんな訓練をしているのか気になります。
ああやって、人間不信に陥らせないとやっていけない仕事なのかもしれませんね。
by hash (2010-04-10 20:07) 

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