スルース [タイトル:サ行]
Sleuth (2007年)
監督:ケネス・ブラナー
出演:マイケル・ケイン、ジュード・ロウ
アンソニー・シェイファーの戯曲を映画化した1972年作「探偵<スルース>」のリメイク
初老のベストセラー作家が、妻の浮気相手を自宅に呼び出し、互いの為になるからと、高価な宝石を盗むよう誘う・・・
一軒の家の中で繰り広げられる、登場人物は2人だけの物語と、いかにも舞台劇らしい作品
欲や嫉妬心を利用し、互いに相手が脅える姿を見て喜ぶサディスティックなゲームで勝ち負けを競う2人に閉口。
M・ケインがJ・ロウの役を演じていたオリジナル版と比べると、終盤の展開が全く異なるが、このリメイク版は、作家が何をしたかったのか意味不明で理解に苦しむ。
オリジナル版は階級社会(Noble)に対する皮肉というか、批判のようなものが垣間見られたが、リメイク版は全体に退廃的ムードが漂い、現代社会の人間模様の縮図という感じ。
監督:ケネス・ブラナー
出演:マイケル・ケイン、ジュード・ロウ
アンソニー・シェイファーの戯曲を映画化した1972年作「探偵<スルース>」のリメイク
初老のベストセラー作家が、妻の浮気相手を自宅に呼び出し、互いの為になるからと、高価な宝石を盗むよう誘う・・・
一軒の家の中で繰り広げられる、登場人物は2人だけの物語と、いかにも舞台劇らしい作品
欲や嫉妬心を利用し、互いに相手が脅える姿を見て喜ぶサディスティックなゲームで勝ち負けを競う2人に閉口。
M・ケインがJ・ロウの役を演じていたオリジナル版と比べると、終盤の展開が全く異なるが、このリメイク版は、作家が何をしたかったのか意味不明で理解に苦しむ。
オリジナル版は階級社会(Noble)に対する皮肉というか、批判のようなものが垣間見られたが、リメイク版は全体に退廃的ムードが漂い、現代社会の人間模様の縮図という感じ。
観ようと思ってて、見なかった映画です。。
ケネスブラナーだったんですね。お芝居っぽいかもしれませんね。
by duke (2009-03-22 17:26)
dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
舞台劇として観た方が面白そうな作品です。
自己中な現代人の嫌な一面を見せてくれるという感じでした。
by hash (2009-03-22 23:11)
トラコメ有難うございました。
>作家が何をしたかったのか意味不明
そうですね。
脚本を書いたハロルド・ピンターの意図も意味不明でした。
hashさんの仰るように、「現代人の嫌な面」を見せようとしたのかもしれません。
そうだったら、こんなに優れたミステリーを素材にすることはないだろうに、とは思います。
マイケル・ケインとジュード・ローという組合せも、よく考えてみると、(組み合わせることによって)ミスキャストになったのでは?
つまり、年齢こそ違え同じタイプなので、階級闘争の要素が生きて来ない気がするわけです。
by オカピー (2009-03-28 20:49)
オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
J・ロウがプロデュースも兼ねている点を考えると、彼の趣向なのかもしれませんね。
by hash (2009-03-29 00:44)