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28週後... [タイトル:英数字]

28 Weeks Later (2007年)
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、キャサリン・マコーマック
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2002年作「28日後...」の続編で、レイジ・ウィルスの感染が沈静化し、人々が戻ってきたロンドンを、再び、悪夢の感染が襲う・・・
狂牛病や鳥インフルエンザなどの治療法の見つかっていない病気の人間への感染が拡大したらこうなるかもしれないというシュミレーション的側面を含んだ作品と言うと、大げさかもしれないが、本作で軍が取る行動は決して大げさなものではないだろう。
基本的には巷に溢れるゾンビ&ヴァンパイア映画とやっていることに変わりはないのだが、感染者VS.非感染者の構図が、軍隊の介入により三つ巴の争いになってしまうところが、このシリーズの特色と言え、イラク戦争など現代戦争を反映していると思われる。
ロンドンを街ごと焼き尽くしたり、ヘリの回転翼で・・・なシーンなど、全作に比べ、予算が増えたのか映像的に迫力は増しており、唸らせる。
そんな中、父子で殺しあうことになるというアメリカ映画では考えられない展開に欧州製ホラーの真髄があるように思う。

お次は、「28ヶ月後...」ということで、2011年の公開が予定されている模様。

28日後...
28 Days Later... (2002年)
監督:ダニー・ボイル
出演:キリアン・マーフィー、ナオミ・ハリス、クリストファー・エクルストン
28dayslater.jpg28dayslater.jpg
狂猿病?の爆発的感染で壊滅したイギリスで、生き残った人々の逃避行を描くホラー
何度か映画化されている古典小説「地球最後の男」などと似たような話な上、どこかで観たことあるようなシーンが多く、オリジナリティはあまり感じられない。
これまで、D・ボイル作品で面白いと思った作品はなく、2008年度の映画賞を総なめにした「スラムドッグ$ミリオネア」も、実のところ、あまり期待していなかったりする。
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コメント 18

aneurysm

実は、ウイルスより恐ろしいのは軍や政府の対応ですよね。
by aneurysm (2009-03-20 09:59) 

コッスン

これ、怖かったですよー。
アイアムレジェンドっぽかった。
by コッスン (2009-03-20 15:51) 

トミュウ

こんばんわ。
ロバート・カーライル好きなので気になっていたんですが、
「28週後」まだ見ていないんですよね・・・。
いろいろな意味で怖そうですね。

ダニー・ボイルはなんだかんだいって新作が気になって、結構見ています。
「スラムドッグ$ミリオネア」どうでしょうねー。
by トミュウ (2009-03-20 22:21) 

u4

第1作の28日後を観た時、バイオハザードのパクリかと思ったら、こちらのほうがずっと先に製作されていて、バイオハザードの方が酷いパクリをしていると思いました。
by u4 (2009-03-21 21:34) 

duke

こわそうですね~。。。
私の友達、世界の感染病と日々闘っているのです。(感染が広がらないようにする人)
映画だけのお話でありますように。m(_ _)m
by duke (2009-03-22 17:23) 

hash

aneurysmさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
殺られる前に殺っちまえという考え方なんでしょうね。
これが、日本だとどうなるんでしょう。
by hash (2009-03-22 23:20) 

hash

コッスンさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
「28日後...」や「アイ・アム・レジェンド」の誰もいない街の風景は壮観でした。
日本では絶対に撮れないですね。
by hash (2009-03-22 23:24) 

hash

トミュウさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
R・カーライルは一応、主役なんですが、出番は少ないです。
D・ボイルは最初の「トレイン・スポッティング」が評判の割りに面白いと思えず、全ての作品を観ているわけではないですが、どうも相性が悪いようです。
「スラムドッグ」を観て、再確認したいと思います。
by hash (2009-03-22 23:31) 

hash

u4さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
「28日後...」と「バイオハザード2」は序盤が同じですね。
「バイオハザード」のゲームでそういう場面があるのかと思っていましたが、違うんですね。
by hash (2009-03-22 23:46) 

hash

dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
WHOとかCDCということでしょうか。
いずれにせよ、そういう人達のおかげで、このような娯楽映画を楽しんでいられるのだから、感謝です。
by hash (2009-03-22 23:55) 

duke

再度すみません、たぶんWHO?ジュネーヴにいます。
D.ボイルって、トレインスポッティングの監督だったんですか?
私は割と好きで、サントラ持ってます。あれからユアンに注目でした^^
by duke (2009-03-23 23:16) 

オカピー

弊記事までTB有難うございました。

そもそもゾンビもの及びヴァリエーションは(オーソドックスな吸血鬼ものと違って)感染するのが余りにも速すぎたり、設定が今一つ曖昧だったり、退屈してしまうことが多いのですが、それを別にして、中盤以降軍隊が絡んでくる辺りから映像的に面白くなってきますね。

ただ、パニック発生の大本が余りに出鱈目なので、僕はそこで萎えてしまった。あんな無防備では何の為に戒厳令のようにしているのか解りません。
映画、特にこういうタイプの作品は幕切れよりスタートじゃないでしょうかねえ。^^
by オカピー (2009-03-23 23:37) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
仰る通り、感染がどのようにして再発したかが一番重要なだけに、もう少し、ひねって欲しかったですね。
私が気になったのは、前作もそうなのですが、血一滴が目に入っただけで感染するはずなのに、散々返り血を浴びたと思われる者たちが感染しない点でした。
by hash (2009-03-24 23:39) 

hash

dukeさん、こんばんは。
アルファベット3文字の組織で働くって、何かカッコいいですね。
ミーハーですみません。^^
by hash (2009-03-24 23:49) 

ひろくん

>ロンドンを街ごと焼き尽くしたり、ヘリの回転翼で・・・なシーンなど

 確かに壮観でしたね。個人的にはドイルの最期が悲しかったです。

>お次は、「28ヶ月後...」ということで、

 ええぇ~そうなんですか?!SAWとかと同じ末路を辿らなければいいのですが...
by ひろくん (2009-03-29 21:06) 

hash

ひろくんさん、こんばんは。
「28年後」まではいけそうですね。
「SAW」は「13日の金曜日」化していますから、そのうち、宇宙へ行くと思います。^^
by hash (2009-03-30 00:20) 

Yakoha

こんにちは。
「28日後」、「28週後」、どっちも好きです。「28ヶ月後」ですか?・・・その辺で勘弁して欲しいですね。(楽しみですけど。笑;)この世界観と悲壮感が独特で、BGMと共に印象に残りました。(うろ覚えですが・・・。)瞬間的に感染して走って追ってくる・・・のが怖かった・・・。
by Yakoha (2009-04-01 22:55) 

hash

Yakohaさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
欧州製ホラーは、米国ホラーとは一味違いますね。
「28ヶ月後」がヒットしたら、「28年後」もあるような気がします。^^
by hash (2009-04-03 00:53) 

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