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ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた [タイトル:ア行]

Waitress (2007年)
監督:エイドリアン・シェリー
出演:ケリー・ラッセル、ネイサン・フィリオン、ジェレミー・シスト
waitress.jpgwaitress.jpg
望まずとも妊娠してしまったウェイトレスが出産するまでを悲喜こもごもに描いたドラマ
主人公の心情を彼女が作る様々なパイに投影(この感覚は理解しづらいのだが)しながら、自己中心的な夫に耐える様子や2人の同僚との友情、影ながら彼女をサポートする偏屈な老人の存在、産科医との不倫などのエピソードを交え、田舎町に暮らす女性の自立をテーマに、基本的なパターンを踏襲したオーソドックスな作りの作品で、可もなく不可もなくという感じを受ける。
本作が注目されたのは作品の出来というよりも、同僚役で出演もしている監督のA・シェリーが映画完成後に死亡した為であり、しかも当初は自殺と思われていたが、後に殺人だったことが判明するという劇的な展開が拍車をかけることとなった。
死によって作品の価値が高められた感があるとは言え、ご冥福をお祈りします。
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コメント 7

hash

xml_xslさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。

takemoviesさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。

たねさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。
by hash (2008-12-12 23:56) 

ヂュヌヴィエーヴ・F・ビヂョンド

こんにちは。

ラストに出てくる少女が、エイドリアン・シェリー監督の実の娘さん。というのが泣ける所でした。
監督の死も含め、裏話を知っているか知らないかで違う見方が出来る映画なのかなぁと思います。
by ヂュヌヴィエーヴ・F・ビヂョンド (2008-12-13 11:49) 

coco030705

こんばんは。
この作品はDVDで見ましたが、まったく面白いと思えなくて、
レビューも書きませんでした。一番嫌だったのは、ウェイトレスの夫。
でもHashさんのレビューを読むと、監督の事件を知っていたら、
見方が変わったかもと思いました。
by coco030705 (2008-12-13 20:14) 

hash

ヂュヌヴィエーヴ・F・ビヂョンドさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
>エイドリアン・シェリー監督の実の娘さん
そうなのですか。
まさかとは思いますが、死後に追加撮影されたわけではないですよね。
やはりどうしても見方は変わってしまいますね。

by hash (2008-12-13 21:24) 

hash

coco030705さん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
私も事件の事を知らなかったら、観ていなかったと思います。
作品の出来とは関係ないことなのですが、どうしても意識してしまいますね。
by hash (2008-12-13 21:26) 

オカピー

TB有難うございました。

僕は結構買っております。
スコセッシの「アリスの恋」からニューシネマ臭を消して舞台風にして、ビリー・ワイルダーが映像化すればこんな感じかな、などと楽しく観ておりました。ワイルダーのような上手さには程遠いながら、確かな才能を感じておりましたら、in loving memory of Adrienne Sherryですよ。
ビックリしましたなあ。

案の定亡くなっておりました(in memory ofがあっても亡くなっているとは限らない)。しかも、騒音殺人の被害者だったとは。
言葉もないです。
by オカピー (2009-02-03 02:37) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございました。
まだ若かったのに残念なことです。
過去にも監督経験はあるようですが、日本には入ってきてないようですね。
by hash (2009-02-03 23:38) 

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