グラインドハウス [タイトル：カ行]
Grindhouse (2007年)
ビデオも無い時代のアメリカ都市部で、低予算C級映画を２～３本立てで上映する古い映画館のことをグラインドハウスと呼んでいたそうで、その雰囲気を再現しようとクエンティン・タランティーノが企画し、２本立てで公開するべく製作された２作品。
ところが、北米以外の国ではそれぞれ再編集して１本ずつの単品としての公開となり、当初のコンセプトはどこへやらという感じ。（QT信奉者の多い日本では北米バージョンも地域＆期間限定で公開された）
デス・プルーフ／Death Proof
監督：クエンティン・タランティーノ
出演：カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、ロザリオ・ドーソン
デス・プルーフ（耐死仕様）のスタント・カーに乗る殺人鬼とそのターゲットになったガールズの話。
QT作品では、本編とあまり関係ないくだらない会話シーンが定番となっているが、本作の場合、８０％がそれにあたる。殺人鬼役のK・ラッセルも前半と後半では別人のようになってしまうところからも、ガールズ・トークがメイン・テーマで、カースタントは余興という感じがしないでもない。
とは言え、その余興となるラスト30分は面白い。
前半の小１時間にも及ぶトークに耐えられるかどうかが評価の分かれ目となると思われ、個人的には、お茶の間で見る分には問題ないが、劇場では辛いかと思う。
プラネット・テラー／Planet Terror
監督：ロバート・ロドリゲス
出演：ローズ・マッゴーワン、フレディ・ロドリゲス、マーリー・シェルトン
軍の基地から毒ガスが漏れ、それに感染しゾンビ化した人々と何故か感染しない人々が戦う話。
細かい説明は抜きにしたゾンビ映画なので、見所と言えば、足を失ったヒロインが義足の代わりにマシンガンを装着して、ゾンビ達をなぎ倒すシーンくらいかと・・・
特殊効果や爆破シーンなど、結構な予算を費やしたのではないかと思われ、グラインドハウスのコンセプトとずれているようにも思う。
両作とも、あえてフィルムが劣化したような処置を施して古い雰囲気を出しているのだから、映画の時代設定は曖昧にした方がいいと思うのだが、実際は携帯電話などの最新アイテムを登場させて、現代であることがはっきりわかるようになっている。
この辺からも、QTの目的は懐古主義的なものではなく、自分が昔観て喜んだC級映画を自分の手で作りたかっただけだと思われるので、やはり、それぞれ９０分前後に編集されたバージョンを２本立てで見るのが正解であると思う。
ビデオも無い時代のアメリカ都市部で、低予算C級映画を２～３本立てで上映する古い映画館のことをグラインドハウスと呼んでいたそうで、その雰囲気を再現しようとクエンティン・タランティーノが企画し、２本立てで公開するべく製作された２作品。
ところが、北米以外の国ではそれぞれ再編集して１本ずつの単品としての公開となり、当初のコンセプトはどこへやらという感じ。（QT信奉者の多い日本では北米バージョンも地域＆期間限定で公開された）
デス・プルーフ／Death Proof
監督：クエンティン・タランティーノ
出演：カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、ロザリオ・ドーソン
デス・プルーフ（耐死仕様）のスタント・カーに乗る殺人鬼とそのターゲットになったガールズの話。
QT作品では、本編とあまり関係ないくだらない会話シーンが定番となっているが、本作の場合、８０％がそれにあたる。殺人鬼役のK・ラッセルも前半と後半では別人のようになってしまうところからも、ガールズ・トークがメイン・テーマで、カースタントは余興という感じがしないでもない。
とは言え、その余興となるラスト30分は面白い。
前半の小１時間にも及ぶトークに耐えられるかどうかが評価の分かれ目となると思われ、個人的には、お茶の間で見る分には問題ないが、劇場では辛いかと思う。
プラネット・テラー／Planet Terror
監督：ロバート・ロドリゲス
出演：ローズ・マッゴーワン、フレディ・ロドリゲス、マーリー・シェルトン
軍の基地から毒ガスが漏れ、それに感染しゾンビ化した人々と何故か感染しない人々が戦う話。
細かい説明は抜きにしたゾンビ映画なので、見所と言えば、足を失ったヒロインが義足の代わりにマシンガンを装着して、ゾンビ達をなぎ倒すシーンくらいかと・・・
特殊効果や爆破シーンなど、結構な予算を費やしたのではないかと思われ、グラインドハウスのコンセプトとずれているようにも思う。
両作とも、あえてフィルムが劣化したような処置を施して古い雰囲気を出しているのだから、映画の時代設定は曖昧にした方がいいと思うのだが、実際は携帯電話などの最新アイテムを登場させて、現代であることがはっきりわかるようになっている。
この辺からも、QTの目的は懐古主義的なものではなく、自分が昔観て喜んだC級映画を自分の手で作りたかっただけだと思われるので、やはり、それぞれ９０分前後に編集されたバージョンを２本立てで見るのが正解であると思う。
こんにちは。完璧に趣味な映画だと思いますが、映画好きには面白そうですね。確かに２本で見るべきですね。QT、レストランで隣に座ったことあります＾＾緊張しました。
by duke (2008-10-11 14:51)
dukeさん、こんばんは。
nice！＆コメントありがとうございます。
QTワールド全開なので、どこまでついていけるか、監督と競っているような感じですね。
QTが隣ということは、一緒に食事をしたということですか？
どっちにしても、うるさかったでしょ？（笑）
by hash (2008-10-11 22:51)
Dsilberlingさん、こんばんは。
nice！ありがとうございました。
by hash (2008-10-11 22:52)
あ、いえ・・。隣の「テーブル」ですｍ（_ _）ｍ 私も集団でいたところ、隣のテーブルに集団でいらっしゃいました。外国人の方がたくさんでしたが、知ってるお顔はQTさんだけでした。あまりじろじろ見れなかったのでよくわかりませんが集団でうるさかったです＾＾ 何かのプロモーションでしたね、キルビル２だったかなー？
by duke (2008-10-11 23:53)
dukeさん、こんばんは。
隣のテーブルでしたか。
わざわざ、ご連絡頂いてお手数をお掛けいたしました。
その時もQTは、映画の中で登場人物が話しているようなくだらないことを、話していたのでしょうね。
by hash (2008-10-12 00:05)
今回はＴＢちゃんと入りましたよ。＾＾）ｖ
こちらからできないので本当に困ってしまいますね。
＞デス・プルーフ
いくら駄弁ティーノでも(笑)、ちょっとトーク場面が長すぎます。
伸ばして伸ばして最後にパチンという発想だと思っていますが、だとしたら完全にバランスを逸しております。
僕の計算では、計８０分くらいなら面白く見られたと思います。
＞プラネット・テラー
ゾンビそのものが出鱈目な存在なのでどうにもサスペンスを感じないジャンルですが、まあ現代西部劇の気分もそれなりに出ていますし、劣化加工も凝りに凝っていますから、まあそれなりに☆を付けました。
by オカピー (2008-10-19 01:00)
オカピーさん、こんにちは。
コメント＆TBありがとうございます。
映画館で１本づつ単品として観るには辛いものがありますね。
思うに、R・ロドリゲスが予算を使い過ぎた為に２本立てでは割りが合わなくなり、北米以外では２本立て上映できなかったのではないでしょうか。
どう見ても「デスペラード」よりお金かかってますから。
by hash (2008-10-19 16:41)