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シン・シティ [タイトル:サ行]

Sin City (2005年)
監督:ロバート・ロドリゲス&フランク・ミラー
出演:ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェン
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フランク・ミラーの劇画(グラフィック・ノベル)を映画化した作品で、微妙にリンクした3つのエピソードから成り、女の為に命を張る3人の男を描いている。
往年の時代劇や西部劇のような“権力者=悪、悪党には死を”という構図がいかにも漫画チックで小気味好く、F・ミラー自身が日本の漫画の影響を受けていることもあり、全体的に懐かしい雰囲気が漂っている。
かなり暴力的な内容だけに、ユーモアが不可欠と思われるので、ジャッキー・ボーイ(ベニチオ・デル・トロ)がいい味をだしているドワイト(C・オーウェン)のエピソードや、生まれる時代を間違えた男マーブ(M・ローク)のエピソードは楽しめるが、シリアス一辺倒でユーモアのないハーティガン(B・ウィリス)のエピソードは少し辛い。
何はともあれ、原作のイメージを損なわない形で映像化したスタイルが一番の見所である。
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