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88ミニッツ FBI異常犯罪分析医ジャック・グラム [タイトル:英数字]

88 Minutes (2007年)
監督:ジョン・アヴネット
出演:アル・パチーノ、アリシア・ウィット、リーリー・ソビエスキー、ニール・マクドノー
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「88分後に死ぬ」と脅迫電話を受けた心理分析医が、自分も裁判に関わった連続殺人事件との関連を追うサスペンス。
怪しげな人物が多数登場するので、誰がどうなるのかという緊迫感があり、お約束ともいえるA・パチーノが吠え叫ぶシーンもあって楽しめるのだが、俳優の知名度と出番を考えると、犯人が誰かの察しがついてしまうので、注目はその動機と方法に移る。
それだけに全てが明らかになるラストシーンは、意外に普通で少し拍子抜けする。
動機である服役中のシリアル・キラーに心酔して犯行を行なうという設定は「ハンニバル・レクター」シリーズでお馴染みなので新鮮味がなく、目的も主人公を殺すことなのか、濡れ衣を着せることなのか、よくわからない。
また、方法についても、やっていることは結構な重労働と思え、女性1人での犯行というのには説得力がない。
とはいえ、もう70歳近いA・パチーノの年齢を感じさせない様子はたのもしく、ロバート・デ・ニーロと共演している次回作の公開が楽しみである。
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コメント 2

オカピー

TB有難うございました。

>俳優の知名度と出番を考えると、犯人が誰か
あははは。
ハリウッド映画にはよくあるんですよね。「悪の花園」という大昔の映画でギャラの順番で殺されるので誰が生き残るか解ってしまって、笑えました。

>目的も主人公を殺すことなのか、濡れ衣を着せることなのか
濡れ衣を着せられれば社会的抹殺はできるわけなので、そういう意味なのかと思えて来ますが、結局よく解りませんね。

しかし、主人公の死亡日時は(時限)サスペンスを成立させる要件にならないことをよく証明した作品として記憶に残りそうです(笑)。
by オカピー (2009-01-19 19:50) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
>サスペンスを成立させる要件にならない
だから、犯人の意図がよくわからない行動を描いて、別のサスペンス性を持たせたのでしょうが、最後は自ら正体を現して台無しにしていたように思います。
それでも、それなりに楽しめたのはA・パチーノのおかげかと思います。

by hash (2009-01-20 00:25) 

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