スペンサー・コンフィデンシャル

Spenser Confidential (2020年)
監督：ピーター・バーグ
出演：マーク・ウォールバーグ、ウィンストン・デューク、アラン・アーキン、イライザ・シュレシンガー


ロバート・Ｂ・パーカー作人気小説「スペンサー」シリーズを引き継いだエース・アトキンズ作同名小説の映画化。
出所した元警官が、自身の過去に関係する警察内部の陰謀を暴くアクション・コメディ。

Ｐ・バーグ監督＆M・ウォールバーグ主演コンビによる５作目だが、前作のシリアスな内容が興行的に奮わなかった反省からか、コメディタッチに仕上げているものの、結果的にアクションもコメディも中途半端な感じが否めない。

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タグ：スペンサー・コンフィデンシャル マーク・ウォールバーグ

マクマホン・ファイル

The Last Thing He Wanted (2020年)
監督：ディー・リース
出演：アン・ハサウェイ、ベン・アフレック、ロージー・ペレス、ウィレム・デフォー


ジョーン・ディディオン作同名小説の映画化。
1980年代、女性ジャーナリストが武器取引にまつわる陰謀を追うサスペンス。

これまでも、いろいろな作品で描かれてきたように、中年米等での内戦の裏でアメリカ政府が武器売買で儲けていたという話。
新味はないが、アメリカ政府にとって武器が経済上、重要なアイテムであることが改めてわかる。

タグ：マクマホン・ファイル アン・ハサウェイ ベン・アフレック

アンカット・ダイヤモンド

Uncut Gems (2019年)
監督：ジョシュ・サフディ＆ベニー・サフディ
出演：アダム・サンドラー、ラキース・スタンフィールド、ジュリア・フォックス、エリック・ボゴシアン


ギャンブルの借金が嵩んだ宝石商が不法に入手したオパールの原石で起死回生を目論む。

近年話題のIR推進法で危惧されているギャンブル依存症とはこういうことかというお話。
ギャンブル依存の駄目男の最後としては、ある意味ハッピーエンドなのかともとれるラストが良い。

そう言えば、

タグ：アダム・サンドラー アンカット・ダイヤモンド

６アンダーグラウンド

6 Underground (2019年)
監督：マイケル・ベイ
出演：ライアン・レイノルズ、メラニー・ロラン、ベン・ハーディ、コーリー・ホーキンズ


死を偽装した６人組が、独裁国家のクーデターを画策するアクション・ムービー。

「マイル２２」同様に、「ワイルド７」的な内容で面白かった。
出来ることなら、映画館で観たかったが、テーマパーク化した映画館では、本作のような純粋なアクション映画は需要がないということなのだろう。

タグ：６アンダーグラウンド

アイリッシュマン

The Irishman (2019年)
監督：マーティン・スコセッシ
出演：ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル


1970年代、全米トラック運転手組合委員長ジミー・ホッファを殺害したとされる男の半生を描くクライム・ドラマ。

20世紀を代表する名優達の久しぶりのアンサンブルは見応えが抜群。
ただ、３時間半の長丁場を映画館で観るには、もう辛いのでネット配信で良かった。

M・スコッセッシ監督の「マーベル映画は映画ではない、最も近いのはテーマパーク」という発言が話題になったが、言い得て妙という感じもなくはない。
どちらかと言うと、テーマパークになったのは映画館の方で、大型テレビやネットの普及などにより、映画館まで足を運んでもらうには差別化が必要になったと言うことかと思う。

アイリッシュマン(上) (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

• 作者: チャールズ ブラント
• 出版社/メーカー: 早川書房
• 発売日: 2019/11/06
• メディア: 文庫

アイリッシュマン(下) (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

• 作者: チャールズ ブラント
• 出版社/メーカー: 早川書房
• 発売日: 2019/11/06
• メディア: 文庫

タグ：アル・パチーノ アイリッシュマン ロバート・デ・ニーロ

マリッジ・ストーリー

Marriage Story (2019年)
監督：ノア・バームバック
出演：スカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライヴァー、アジー・ロバートソン、ローラ・ダーン


舞台監督と女優夫婦の離婚について描くドラマ。

特にどうということのない話だが、不思議と面白い。
相変わらず芸能人の不倫が、新型肺炎等の時事問題と同等の騒ぎになっているように、他人の不幸は密の味ということなのかな。

近年は、ブラック・ウィドウ役の印象しかないS・ヨハンソンだが、「ジョジョ・ラビット」と本作の演技はとても良かった。

タグ：スカーレット・ヨハンソン マリッジ・ストーリー

アースクエイク バード

Earthquake Bird (2019年)
監督：ウォッシュ・ウェストモアランド
出演：アリシア・ヴィキャンデル、ライリー・キーオ、小林直己、祐真キキ、ジャック・ヒューストン


スザンナ・ジョーンズ作同名小説の映画化。
日本で翻訳家として働く白人女性に殺人容疑がかけられるサスペンス。

西洋人が観た少し不気味な国、日本というありがちな内容でいまひとつ。
そんな中、A・ヴィキャンデルの日本語は上手だった。

アースクエイク・バード (ハヤカワ・ノヴェルズ)

• 出版社/メーカー: 早川書房
• 発売日: 2020/04/30
• メディア: 単行本

タグ：アリシア・ヴィキャンデル アースクエイク バード

ルディ・レイ・ムーア

Dolemite Is My Name (2019年)
監督：クレイグ・ブリュワー
出演：エディ・マーフィ、キーガン＝マイケル・キー、マイク・エップス、ウェズリー・スナイプス


1970年代に黒人層で人気のあったコメディアンが主演映画を作る模様を描くコメディ。

なんだかんだでくだらなくて面白かった。
久しぶりに見たE・マーフィーは相変わらずという感じで、もっと映画に出れば良かったのにと思う。

タグ：エディ・マーフィ ルディ・レイ・ムーア

イン・ザ・トール・グラス －狂気の迷路－

In the Tall Grass (2019年)
監督：ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演：パトリック・ウィルソン、ライズラ・デ・オリヴェイラ、エイヴリー・ホワイテッド


スティーヴン・キングが息子のジョー・ヒルと書いた同名小説の映画化。
生い茂るコーン畑に迷い込んだ人達の恐怖を描くホラー。

設定は面白いが、中身は他と一緒という多作な作家にありがちな内容で、いまひとつ。

怪奇日和 (ハーパーＢＯＯＫＳ)

• 作者: ジョー ヒル
• 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
• 発売日: 2019/09/17
• メディア: 文庫

タグ：狂気の迷路 イン・ザ・トール・グラス

ザ・ランドロマット －パナマ文書流出－

The Laundromat (2019年)
監督：スティーヴン・ソダーバーグ
出演：メリル・ストリープ、ゲイリー・オールドマン、アントニオ・バンデラス、ジェフリー・ライト


詐欺被害者の未亡人がその責任を追い求めていくドラマ。

2016年のパナマ文書流出事件について描くというわけではなく、租税回避をしている人達の中には詐欺を働く悪人もいて、その背後には例の二人の弁護士がいたという感じの内容で、いまひとつ消化不良。

タグ：ザ・ランドロマット パナマ文書流出