レインディア・ゲーム

Reindeer Games (2000年)
監督：ジョン・フランケンハイマー
出演：ベン・アフレック、シャーリーズ・セロン、ゲイリー・シニーズ

クリスマスに起きたカジノ強盗事件の顛末を描いたサスペンス・アクション
殺された囚人仲間になりすまし、文通相手の女性と付き合い始めた男が、女性の兄からカジノ強盗に協力するよう強制される。命おしさに仕方なく協力することにしたが、決行前夜に全てが女性が仕組んだ罠だったことを知り・・・。
とここまでなら、誘惑に負けたスケベ男が自業自得で犯罪に巻き込まれる話として、J・フランケンハイマー作品らしくB級映画の佳作となったのだが、最後に余計などんでん返しを持ってきた為に、それまで描いてきたことが全て無意味になってしまう残念な作品となってしまった。
90年代後半以降に作られたクライム･サスペンスは、「ユージュアル・サスペクツ」の影響を受けすぎで、最後にどんでん返しを入れなければならないという強迫観念のようなものがあり、その結果、全てを台無しにしてしまうものが少なくない。
本作の場合、どんでん返しにより話の筋が破綻することが、セリフできちんと説明していることから、元々の脚本には無かったが、どんでん返しがあった方が受けがいいからと後から強引に付け足されたのではないかと思われる。
という訳で、今となっての見所は、前半と後半では別人のような悪女をサービスカットも入れて演じたC・セロンで、本作に限らず俳優業ではあまりパッとしないB・アフレックを完全に凌ぐ存在感を示している。

コメント 6

あのころ、ゲイリーシニーズ好きだったんでみましたが
最近CSIでしか見れるから、別の意味でうれしい。
懐かしい!レインディアゲーム
by コッスン (2009-01-13 10:09) 

右のシャーリーズセロン、すごくきれいですね。
ユージュアル・・の最後のショッキングな感じは「真実の行方」のビックリ感と似ている気がします。関係ないと思うのですが。。
by duke (2009-01-14 01:47) 

コッスンさん、こんばんは。
nice!＆コメントありがとうございます。
G・シニーズは善悪どちらの役でも、いいですね。
by hash (2009-01-14 23:56) 

dukeさん、こんばんは。
nice!＆コメントありがとうございます。
本作のC・セロンはちょっとケバイです。
「ユージュアル・サスペクツ」も「真実の行方」も役者の演技力がすばらしいですね。
by hash (2009-01-15 00:03) 

xml_xslさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。

takemoviesさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。

shinさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。
by hash (2009-01-15 00:04) 

doraさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。
by hash (2009-01-16 00:03)