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ロンリーハート [タイトル:ヤ・ラ・ワ行]

Lonely Hearts (2006年)
監督:トッド・ロビンソン
出演:ジョン・トラボルタ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、サルマ・ハエック、ジャレッド・レト
lonelyheart.jpglonelyhearts.jpg
1940年代後半、詐欺をしながら殺人を重ねた男女と彼らを追う刑事たちの姿を実話に基づいて描く。
元は女性を騙して、金を奪うだけの詐欺師だった男が、カモの1人に過ぎなかったはずの女にコントロールされるようになり、次第に殺人を重ねていく模様と、数年前に妻に自殺され、やる気を無くしていた刑事が、自殺した被害者の女性の姿が亡き妻に重なり、その原因を探ろうと決意し、徐々に犯人達を追い詰めていく模様が交互に展開していく。
ドキュメンタリーを多く撮ってきた監督らしく事実を並べただけの淡白さはあるものの、ストーリーそのものは、実話だけに重苦しい雰囲気に包まれており、見入ってしまう。
それだけに、J・ガンドルフィーニ演じる相棒刑事とスコット・カーン演じる若手刑事のコミカルなやりとりは、事実なのかもしれないが、必要とは思えず、シリアス路線に終始した方が良かったと思う。
また、犯人は兄妹と偽って詐欺をしていたにも関わらず、童顔のJ・レトと貫禄たっぷりのS・ハエックとのコンビ(これも事実なのかもしれないが)が不自然に見え、ミスキャストだったのではないかという気がしないでもない。
それでも、J・トラボルタ演じる主人公が監督の実の祖父にあたるだけに、家族に対する愛と尊敬を感じる作品である。
nice!(6)  コメント(8)  トラックバック(1) 
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コメント 8

duke

主人公が監督のお祖父さん。。ふむふむ。トラボルタは刑事さん?
by duke (2009-01-15 12:50) 

コッスン

一昨年くらいに見たので、うる覚えですが
ジャレッド・レトのヅラが印象的。
ジャレッド・レト、イケメンのはずだったのに。
最近、なんかね。
by コッスン (2009-01-15 19:04) 

hash

xml_xslさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。

takemoviesさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。
by hash (2009-01-16 00:05) 

hash

dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
映画ではトラボルタ刑事の息子も出てくるのですが、その子が監督の父になり、映画はその父に捧げられています。
by hash (2009-01-16 00:08) 

hash

コッスンさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
J・レトは「チャプター27」といい本作といい、外見を変えて頑張っていますが、あまり注目はされてないですね。
by hash (2009-01-16 00:10) 

hash

shinさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。

doraさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。
by hash (2009-01-16 00:53) 

オカピー

“ロンリーハート事件”はアメリカではかなり有名な凶悪事件で、二十人ほどの犠牲者が出ているはずです。
三度目の映画化につき新味がないので、刑事側を並行描写したのは却って有難かったですね。
監督が刑事の孫と知ったのは映画を観終わって資料を調べてからですが、そのせいか刑事の心情は映像に良く沈潜していてなかなか良かったと思います。

>童顔のJ・レト・・・不自然に見え、ミスキャスト
男の禿の女の肥満というコンプレックスが傷を舐め合うようないびつな愛情を生んで起こされた犯罪という本質が見えてこない。これはS・ハーイェクというゴージャスな女優を使った為で、刑事側に比べて掘り下げが浅かったですね。
こちらの描写が上手く言っていたら秀作になったかも。
by オカピー (2009-01-17 20:35) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
>二十人ほどの
そんなにたくさん、犠牲者がいたのですか。
>女の肥満
やはりミスキャストだったようですね。
by hash (2009-01-17 23:58) 

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