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ベオウルフ [タイトル:ハ行]

Beowulf (2007年)
監督:ロバート・ゼメキス
出演:レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、アンジェリーナ・ジョリー
beowolf_1.jpgbeowulf_1.jpg
古代デンマーク、呪われし英雄ベオウルフの雄姿を描いたCGムービー
英国文学最古の物語で、「指輪物語」のトールキンらに影響を与えたと言われているだけに、人間の強さと弱さが描かれたストーリー自体はなかなか面白い。
しかし、パフォーマンス・キャプチャーとかいう俳優をCG化した技法は、出来の悪い「シュレック」にしか見えず、マイナス要素以外の何物でもない。
肝心の俳優陣が、人目でわかるA・ジョリー以外では、A・ホプキンスが面影を残しているものの、他のキャラクターは言われなければ誰だかわからないほど、変更が加えられており、これなら最初からCGアニメで作れば充分で経費の無駄遣いである。
A・ジョリーは完成した映画を観て、初めて自分があんな姿になっていることを知ったらしいが、それは所謂アイコラではないかと思われ、R・ゼメキスの目的もそこにあったのではないかと疑いたくなる。
「シン・シティ」の技法とは違って、この技法を使った作品は他に見当たらず、費用対効果の薄いことからも、もう使われることはないのではないかと思われることが救いである。
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コメント 7

コッスン

字幕付き、3Dを体感したく見に行きましたが
3Dが今まで、吹き替えだった理由がわかりました。
ベオウルフは飛び出す、字幕も飛び出すと
大変目が疲れました。でも、ユニバーサルのシュレック4Dっぽかったですよ。
さすがに、水とか飛び出てこないから(笑)
by コッスン (2008-12-20 08:34) 

hash

xml_xslさん、こんばんは。
nice! ありがとうございました。
by hash (2008-12-20 17:01) 

hash

コッスンさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
字幕も飛び出すんですか。
それは邪魔ですね。

by hash (2008-12-20 17:07) 

てくてく

確かに「シュレック」ぽかったです。
映画館で、これなら実写で観たかった、なんて感じたり・・・。
色んな試みがあっても良いとは思いますが^^
by てくてく (2008-12-21 00:11) 

オカピー

トラコメ有難うございました。

パフォーマンス・キャプチャーというのは本来役者の姿をアニメ化するものではなく、動きを取り込む機能ですが、本作はロトスコープよろしく、顔まで取り込みましたね。
仰るように、アンジェリーナ・ジョリーとアンソニー・ホプキンズだけは本人と解りました。
女性陣はしわなど綺麗に取り除かれたのでつるつるでいかにもアニメでしたが、ホプキンズは序盤のうちは実写と思っていましたよ。

「300」は実写をわざわざアニメっぽくしているし、訳が解らん時代になってきました。
アニメと実写は明確に分けられたほうが良いと思うので、こういう傾向は感心しませんが、益々境界線が曖昧になっていくのでしょうね。
実写映画も、名付けて<何ちゃって実写映画>ばかりで僕には寂しい限りなんですが。
by オカピー (2008-12-21 02:28) 

hash

てくてくさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
技術開発により新しいものを見れるのは喜ばしいことだと思います。
ただ、本作は、A・ジョリーだけ妙にきれいに仕上がっているのに、他の俳優は一昔前のCGアニメの出来という感じで、中途半端な気がしました。
by hash (2008-12-22 00:35) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございました。
「300」は元がコミックなので、あれでも構わないと思いますが、本作はその意図がわからないです。
アメリカでは、アニメとアメコミはヒットが堅いジャンルになっていますから、背景が全てCGという映画は増えるでしょうね。
by hash (2008-12-22 00:42) 

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