リチャード・ジュエル：Movies 1-800：SSブログ

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リチャード・ジュエル　[タイトル：ヤ・ラ・ワ行] [編集]

Richard Jewell (2019年)
監督：クリント・イーストウッド
出演：ポール・ウォルター・ハウザー、サム・ロックウェル、キャシー・ベイツ、ジョン・ハム

1996年、オリンピック開催中のアトランタで起きた爆弾テロ事件の容疑者となった男について描くドラマ。

いつも通りの手堅い演出のイーストウッド作品。
先走ったメディアにより、犯罪者扱いされた男の悲運という点では、近年のワイドショー化した報道の原点のような感じで興味深い題材だが、結果的に裁判はおろか、逮捕にすら至っていない案件なので、映画としては盛り上がりに欠ける。

元々、レオナルド・ディカプリオとジョナ・ヒル共演作として企画されたものの、映画化に至らなかったのも、その辺りに原因があるかと思われる。
それにしても、96年にFBIがこんな適当な捜査をしていたとは意外で、これでは、2001年の9.11を未然に防げなかったのもわかる気がする。