ハンコック [タイトル:ハ行]
Hancock (2008年)
監督:ピーター・バーグ
出演:ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマン
素行不良で器物破損の常習犯の不死身の超人の姿を描くアクション・コメディ。
一応、犯罪者を捕まえるものの、その度に街の至る所を破壊し、損害を与えてしまう酒浸りのスーパーヒーローを描くことで、近年流行りのアメコミ・ムービーを揶揄しているコメディかと思っていたら、意外な展開をみせ、スーパーヒーローの悲しき宿命を描いたラブ・ストーリーになっていた。
個人的にはハンコック(W・スミス)とメアリー(C・セロン)の一騎打ちの辺りまでが面白かったので、その路線で最後までいって欲しかったが、「ドタバタコメディは最後にはしんみりとさせなければならない」というハリウッドの暗黙の了解に従ったラストになっている。
確かに、最後までおふざけ路線だと、レスリー・ニールセン主演のパロディ映画のようになってしまうので、全米一の人気俳優と美人女優の共演作としてはふさわしくないかもしれない。
ただ、その割には、露骨な描写こそ避けているものの、かなり暴力的なシーンもあり、万人向けコメディといった雰囲気でもなく、中途半端な印象は否めない。
W・スミス主演の大作は、彼の人気の高さだけに頼りきった作品が多いように思え、残念。
監督:ピーター・バーグ
出演:ウィル・スミス、シャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマン
素行不良で器物破損の常習犯の不死身の超人の姿を描くアクション・コメディ。
一応、犯罪者を捕まえるものの、その度に街の至る所を破壊し、損害を与えてしまう酒浸りのスーパーヒーローを描くことで、近年流行りのアメコミ・ムービーを揶揄しているコメディかと思っていたら、意外な展開をみせ、スーパーヒーローの悲しき宿命を描いたラブ・ストーリーになっていた。
個人的にはハンコック(W・スミス)とメアリー(C・セロン)の一騎打ちの辺りまでが面白かったので、その路線で最後までいって欲しかったが、「ドタバタコメディは最後にはしんみりとさせなければならない」というハリウッドの暗黙の了解に従ったラストになっている。
確かに、最後までおふざけ路線だと、レスリー・ニールセン主演のパロディ映画のようになってしまうので、全米一の人気俳優と美人女優の共演作としてはふさわしくないかもしれない。
ただ、その割には、露骨な描写こそ避けているものの、かなり暴力的なシーンもあり、万人向けコメディといった雰囲気でもなく、中途半端な印象は否めない。
W・スミス主演の大作は、彼の人気の高さだけに頼りきった作品が多いように思え、残念。
(^_^)ノ こんばんは。
う~む やはり、ちょっと残念な感じでしたかー (苦笑)
“彼等”の素性も何となく曖昧でスッキリ出来ませんでしたね?
コメディにしてはちょいと重かったように思われまする~(^^ゞ
by Labyrinth (2008-09-14 22:02)
TBありがとうございます。
前半は面白かったんですが、後半メアリーの正体が分かってからあらぬ方向へ。
家族も観客も置いてきぼりをくった感じでしたね。
>中途半端な印象は否めない
ホントに中途半端でした。久々に美しく強いシャーリーズを見れたのはよかったですが・・・
by ryoko (2008-09-14 22:19)
コメディのまま突き進んでくれれば、良かったんですけどね。
マイク・マイヤーズを見習えと言いたいです。
by バラサ☆バラサ (2008-09-15 23:10)
Labyrinthさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
ハッピーエンドなのか、そうでないのか、はっきりしないので、スッキリとはいきませんでしたね。
前半が面白かっただけに残念でした。
by hash (2008-09-16 00:09)
ryokoさん、こんばんは。
コメディなのか、ラブストーリーなのか、アクションなのか、何を一番にしたいのかわからず、結局、W・スミス映画という新しいジャンルが作られたかのような感じでした。
コメント&TBありがとうございました。
by hash (2008-09-16 00:13)
バラサ☆バラサさん、こんばんは。
コメディに終始するコメディって、意外に少ないように思います。
M・マイヤーズが主役だったら、面白かったかもしれませんね。
nice!&コメントありがとうございました。
by hash (2008-09-16 00:20)
そう言えば「アイ・アム・レジェンド」も
途中で息切れ状態と言うか、
最後まで面白さを引っ張れなかったですよね~。
それでも、ウィル・スミスだから、興行的にはヒットしたのかな^^;
by てくてく (2009-03-14 00:21)
てくてくさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
アメリカではヒットしたようですが、日本ではどうなのでしょうか。
W・スミス作品は大雑把な印象が拭えません。^^;
by hash (2009-03-14 22:28)
弊記事までTB&コメント有難うございました。
完全なドタバタが完全なシリアスになるのは、最近リメイクのネタにしている韓国映画の悪い影響なのかなと思っていましたが、仰るように寧ろディズニーなのかな?
いずれにしても、こういう振幅で感動させようという泥臭い手法は、従来洗練を売り物にしてきたハリウッドが取るべき道ではなく、余り長くこれに浸るといつか沈没しますよ。
しかし、ブログを回っているとなかなか好評。特に前半は抜群に高い評価で、驚きました。寧ろ本国より高い感じです。
by オカピー (2009-11-02 13:21)
オカピーさん、こんばんは。
>泥臭い手法
韓国映画はあまり見ないので、よくわかりませんが、そう言われると、韓国映画らしいなぁと思ってしまいました。^^
家族層を動員しようという目的かと思いますが、その割には、暴力描写もあり、本末転倒という感じでした。
by hash (2009-11-02 23:59)