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ハンター [タイトル:ハ行]

The Hunter (2011年)
監督:ダニエル・ネットハイム
出演:ウィレム・デフォー、フランシス・オコナー、サム・ニール
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絶滅したはずのタスマニアン・タイガーを求めて、タスマニア奥地に入った男の姿を描く。

オーストラリア圏から活躍の場をハリウッドに移す俳優は多いのは、いくつか要因があるのだろうが、市場が小さいというのも、その一つなのだと思う。
オーストラリア圏出身の俳優は挙げると切りがない割には、日本で公開されるオースラリア映画は年に数本しかなく、本作はその1本。

野生動物の保護と自然の糧を生業とする地元民、環境保護団体と利益優先の企業、相反する利益から発展した悲劇を目撃した主人公は最後にとてつもない決断をするというストーリー。
こうした問題は日本も抱えているだけに、非常に興味深いものがあった。
更に、捕鯨の問題などを通して、国民の意識に自然保護優先という考えが根強いと思っていたオーストラリア製とは思えない驚愕とも言えるラストには、いろいろなことを改めて考えさせられた。

たまに違う国の映画を観ると、マスコミが流す差障りのないニュースよりも、貴重な情報が得られるものである。
タグ:ハンター
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