ストーン

Stone (2010年)
監督：ジョン・カラン
出演：ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチ、フランセス・コンロイ

仮釈放の見込みが薄い囚人が、その妻に仮釈放審査官を誘惑させて、仮釈放を勝ち取ろうと画策するが・・・。

この設定で、このキャストだと、二転三転するスリリングな展開を期待するが、それは見事に裏切られ、淡々と展開するだけの内容なので、かなり退屈させられた。
一応、ジャンルとしては、サスペンスやミステリーに分類されているようだが、その要素は非常に薄く、各登場人物の精神世界を描く宗教色の強いドラマであるように思われ、何がテーマなのかよくわからない。

キャストのギャラが高いのか、制作費に2,200万ドル(約20億円）もかけているようだが、観客を選ぶような内容だけに、本国アメリカでも限定公開にとどまり、興行成績は180万ドル弱しかなかったようである。

名前だけで客が呼べるような時代は過去の話となって久しいだけに、このような結果は予測できたと思うのだが、それでも大赤字覚悟で本作のような採算を度外視した作品を作る理由はどこにあるのだろうか。

コメント 4

ほんと、このあらすじとキャストを見るかぎり、かなり大掛かりな展開を予想しますが、そうじゃないんだぁ。
結局今年はたいして映画館で映画もみれませんでしたから、
1/7リリースの「ヤギと男と男と壁と」を楽しみに待っています。

もうＹちゃんが保育園お休みの為、更新＆徘徊はできませぬので、今年最後のご挨拶でございます。
来年もよろしくおねがいします＾＾
by もももんがが (2010-12-28 13:43) 

約20億円の赤字って凄いですね。
『プロデューサーズ』みたいにコケればコケるほど儲かる仕組みみたいなのがあったりして。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-12-28 21:16) 

もももんががさん、こんばんは。
予想以上に地味な映画でした。
＞「ヤギと男と男と壁と」
豪華キャストですが、気楽に観てください。＾＾

度々、コメントを頂きましてありがとうございました。
こちらこそ、来年もよろしくお願いします。
by hash (2010-12-29 22:05) 

テンプラ・ソバ・ニーロさん、こんばんは。
それはありえますね。
どう考えても、20億円もかかる作品にはみえないですから、プロデューサーが隠しているのかもしれませんね。＾＾
by hash (2010-12-29 22:08)