アデル／ファラオと復活の秘薬

Les aventures extraordinaires d'Adèle Blanc-Sec (2010年)
監督：リュック・ベッソン
出演：ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック、ジル・ルルーシュ、ジャン＝ポール・ルーヴ

フランスの同名人気コミックの実写映画化で、20世紀初頭のパリを舞台に、重体の妹を救う為、古代エジプトの秘薬を求めて奔走する女性ジャーナリストの活躍を描く。
てっきり、女性版インディ・ジョーンズが「トランスポーター」ばりのアクションを見せてくれるのかと思っていたら、カーチェイス抜きの「TAXI」という感じのゆるいコメディだった。
原題にある“大冒険”と言えるのは、序盤のエジプトのシーンだけで、後は地元パリでのズッコケ・ヒロインによるコント劇の連続といった趣で、きっと原作はギャグ漫画なのだろうと推測される。
もっとも、重体というか仮死状態と言うかゾンビ顔で登場する妹を見れば、ナンセンス・コメディであるという見極めは早々につくので、そうとわかれば、ヒロインの中途半端なサービス・カットも含めて、そこそこ楽しませてくれる。
しかし、わざわざ、映画館に足を運ぶほどの代物ではないのも確かで、かつてのL・ベッソン監督はどこえやらという感じ。

それにしても、コメディ映画をアクション映画であるかのように宣伝するとは、毎度のことながら、配給会社のモラルの低さには閉口させられる。

コメント 14

こんばんは。
原作がコミックですか！それでコメディタッチになっちゃんたんでしょうか。
「グラン・ブルー」「二キータ」「レオン」のころのリュック・ベッソンはもう戻ってこないんでしょうか。（トランスポーターなんかはおもしろかったんですけどね。）
by coco030705 (2010-07-21 23:40) 

「彼女が、戦う」「かなり強い」
のポスターも、いい加減ですねぇ。
by バラサ☆バラサ (2010-07-22 01:23) 

・・・え！

リュック・ベッソンとくれば「トランスポーター」ばりの・・・、
と思いますよね。それが

＞ズッコケ・ヒロインによるコント劇の連続

・・・想像ができません（笑）
このポスターといい・・・。こんなの全国上映しないで
「ミレニアム」やってほしかったです；；
by もももんがが (2010-07-22 16:40) 

一説によると主役の方は
お天気お姉さんで
ベッソン監督が口説くために
企画されたとかされないとか？

ミラジョボビッチさんで懲りてないみたいです（笑）
by aneurysm (2010-07-22 20:29) 

coco030705さん、こんばんは。
コミックの認識が日仏米ではかなり違うように思えました。
L・ベッソンはアクション映画を監督する気はもうないのかもしれません。
by hash (2010-07-22 23:25) 

バラサ☆バラサさん、こんばんは。
悪意を感じますね。
まさか、「押しが強い」という意味だとは思いませんでした。＾＾
by hash (2010-07-22 23:29) 

もももんががさん、こんばんは。
L・ベッソン監督作なら、アクション映画と思わせた方が心証がいいと判断したのでしょうね。
詐欺大国ならではの宣伝だと思います。＾＾
by hash (2010-07-22 23:32) 

aneurysmさん、こんばんは。
元お天気お姉さんというのは事実なようですね。
ミラジョボビッチに捨てられたことを未だに根に持っているなぁと思わせるシーンがあり、少々、気の毒になってきました。＾＾
by hash (2010-07-22 23:35) 

＞ズッコケ・ヒロイン
ズッコケ刑事とかズッコケ謎の人物とかいろんな人がズッコケてましたね。
この映画自体をズッコケ映画と言ってもいいような気がします。

それにしても暑いです。
頭から湯気が出る感覚ってこの事なんだなぁ。と思った一日でした。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-07-23 19:34) 

テンプラ・ソバ・ニーロさん、こんばんは。
登場人物はミイラも含めて、皆ズッコケでしたね。

本当に暑いですね。
年々、暑くなっているような気がして、「２０１２」もありうるなぁと思うようになってきました。
by hash (2010-07-23 20:58) 

右ポスターの四隅のいかにもバンド・デシネなキャラクターに
かなり惹かれますが、物語はゆるそうですね^^;
by CORO (2010-07-24 00:16) 

COROさん、こんばんは。
真面目な内容でないことは一目瞭然ですね。
この仏版ポスターを見れば、日本版ポスターには配給会社の悪意を感じずにはいられません。＾＾
by hash (2010-07-24 21:13) 

こんばんは～＾＾
かなりユルイところもあるコメディでしたよね。
妹があんな状態になった原因とか
“嘘っ！”って感じでした＾＾；
でも、アデルのキャラで私は楽しめました～。

中途半端なサービス・カット・・・あれには軽く驚きました。
え、いいの～？って感じで＾＾
by てくてく (2010-07-25 00:51) 

てくてくさん、こんばんは。
アデルや警部、ハンターなどの漫画チックなキャラクターは面白かったです。
でも、それを期待していたわけではないので、複雑な心境です。＾＾；
＞え、いいの～？
フランス映画だからいいのでしょうね。
by hash (2010-07-25 22:31)