未公開作（A・ブレスリン編）：Movies 1-800：SSブログ

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未公開作（A・ブレスリン編）　[未公開作品] [編集]

アメリカン・ガール／キットは名探偵
Kit Kittredge: An American Girl (2008年)
監督：パトリシア・ロゼマ
出演：アビゲイル・ブレスリン、ジュリア・オーモンド、ジョーン・キューザック、スタンリー・トゥッチ
ヴァレリー・トリップ作の全米で人気の児童書の映画化で、1934年世界恐慌下のシンシナティを舞台にしたファミリードラマ。
新聞記者になることを夢見る少女キットとその母親、彼女らの家に下宿する人々、ホーボーと呼ばれるホームレス達の交流を描く。
副題に名探偵とあるのは、キットとその友人が、窃盗の容疑をかけられたホーボーの少年を救うべく、真犯人を捕まえるというのがクライマックスになっているからだが、あくまで余興のようなものに過ぎず、基本は、貧しくとも正しく生きようがテーマのファミリードラマである。
という訳で、少年探偵団のようなサスペンスではないのだが、至る所に張られた伏線が効いていて、予想以上に楽しめる。
銀行に家を差し押さえられて、住む所を無くす家族など、現代のアメリカと同じ光景が見られ、歴史は繰り返すとはよく言ったものだと思う。

ラブ・ダイアリーズ
Definitely, Maybe (2008年)
監督：アダム・ブルックス
出演：ライアン・レイノルズ、アビゲイル・ブレスリン、ケヴィン・クライン
離婚協議中の男が11歳の娘にせがまれ、妻との馴れ初めを語るロマンチック・コメディ。
主人公は過去に愛した3人の女性の話を娘に聞かせ、娘がそのうちの誰が自分の母親かを探るという形式になっており、92年から現在に至る十数年を振り返ることで、主人公は本当の愛に気付く。
結果だけ見れば、典型的なロマコメの1本に過ぎないが、視点を変えたことで新味を出し、ひねりの効いたラストも手伝い、好印象な作品となった。
また、愛の持続とタイミングというテーマには誰もが共感できるところがあるのではないだろうか。
3人の女性を演じるのは、エリザベス・バンクス、アイラ・フィッシャー、レイチェル・ワイズとキャストもなかなか豪華で、未公開がもったいない。