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戦場からの脱出 [未公開作品]

Rescue Dawn (2006年)
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
出演:クリスチャン・ベイル、スティーブ・ザーン、ジェレミー・デイヴィス
rescuedawn_1.jpgrescuedawn_2.jpg
ベトナム戦争初期、撃墜され、敵の捕虜となった米空軍兵士の過酷な収容所生活と決死の脱出行を実話に基づいて描いたドラマ。
70~90年代にベトナム戦争の映画は数多く作られたのに、実話ベースの本作がこれまで作られなかったのは不思議に思う。
牛に引きずられたり、汚水につかされたり、虫を食わされたりの収容所生活や、裸足でジャングルを駈けずり回り、濁流に呑まれ、ヒルに食われたりの脱出行は悲惨の極致だが、主人公が妙に明るい性格なので、悲壮感は半減している。これは映画にとって、プラスにもマイナスにも作用していると思うが、明るさがなければ、過酷な捕虜生活には耐えられないということなのだろう。
40年も前の話で、これまでにも量産されてきた題材だけに、今更感は拭えないが、戦争そのものに今も昔もなく、今もどこかで同じような目にあっている人がいると思うと、実話だけに、その虚しさが込み上げてくる。
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コッスン

ヴェルナー・ヘルツォーク監督作は
来月公開のバットルーテナントを期待してます!!
このレスキューダウンは、捕虜のメンバーが
ガリガリでジェレミー・デイヴィスのあの痩せ方はすんごーい!!と思ってたら
やっぱり、ベイル君
時間経過を、またしても激やせで見せてくれましたね。
この作品ではウジ虫を食べたり
ヒルに吸われたり
自分でやりたかったのか、監督の指示なのか
hashさんは、高評価ですが
私は普通ーーーーーーーーーーー(笑)

by コッスン (2010-01-23 20:56) 

hash

コッスンさん、こんばんは。
>ヴェルナー・ヘルツォーク監督作
初めて見ました。有名な方なんですね。^^
>高評価
それほどでもないです。
by hash (2010-01-23 21:13) 

おぉ!次郎

 ベトナム戦争映画では昔『地獄の黙示録』を劇場で見ましたが、強烈でした。
 予断ですが、しばらくパソコンが飛んでいました。ようやく復帰です。
by おぉ!次郎 (2010-01-23 22:24) 

hash

おぉ!次郎さん、こんばんは。
>ベトナム戦争映画
数多く作られただけに印象深い作品もたくさんありますね。
「地獄の黙示録」もそうですが、「ディア・ハンター」や「プラトーン」なども衝撃的でした。
by hash (2010-01-24 23:20) 

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