THE 4TH KIND フォース・カインド [タイトル:英数字]
The Fourth Kind (2009年)
監督:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォビッチ、イライアス・コティーズ、ウィル・パットン
2000年10月アラスカ州ノームで起きた超常現象について描いたミステリー。
複数の不眠症患者を担当する精神科医が、自分も含めて、皆、同じ体験をしていることに気付く。
当時、記録された実際の映像(と称されるモノ)に、俳優が演じる再現ドラマを加え、ドキュメンタリー風に仕上げている。
洋の東西を問わず、映画のマンネリ化が叫ばれて久しい中、新たな試みという点で、予告編を見た際は興味津々だったが、いざ観てみると、TV番組レベルの内容に止まっており、残念。
「X-ファイル」以降、アブダクション(宇宙人による誘拐)の話に、目新しさはないのだから、変に信憑性を持たせようとせず、映画らしいスケールを感じさせるものにした方が良かったと思う。そうでないと、有名俳優を起用する意味はない。
また、監督本人が顔を出してしまうのもどうかと思われ、医師の変顔と合わせると滑稽でしかない。
結局は、世に蔓延る間違ったリアル志向を準えた作品に過ぎず、新たな試みになっていないのが皮肉である。
とは言え、題材そのものは興味深いので、映画でなくTV番組と思えば、けっこう楽しめるような気もする。
監督:オラントゥンデ・オスサンミ
出演:ミラ・ジョヴォビッチ、イライアス・コティーズ、ウィル・パットン
2000年10月アラスカ州ノームで起きた超常現象について描いたミステリー。
複数の不眠症患者を担当する精神科医が、自分も含めて、皆、同じ体験をしていることに気付く。
当時、記録された実際の映像(と称されるモノ)に、俳優が演じる再現ドラマを加え、ドキュメンタリー風に仕上げている。
洋の東西を問わず、映画のマンネリ化が叫ばれて久しい中、新たな試みという点で、予告編を見た際は興味津々だったが、いざ観てみると、TV番組レベルの内容に止まっており、残念。
「X-ファイル」以降、アブダクション(宇宙人による誘拐)の話に、目新しさはないのだから、変に信憑性を持たせようとせず、映画らしいスケールを感じさせるものにした方が良かったと思う。そうでないと、有名俳優を起用する意味はない。
また、監督本人が顔を出してしまうのもどうかと思われ、医師の変顔と合わせると滑稽でしかない。
結局は、世に蔓延る間違ったリアル志向を準えた作品に過ぎず、新たな試みになっていないのが皮肉である。
とは言え、題材そのものは興味深いので、映画でなくTV番組と思えば、けっこう楽しめるような気もする。
アニメが多くてあまり観たい作品が多くない中、こいつはちょっと期待してたんですけどね。
多分仰る通りの映画なのでしょう。「観ない」に傾きました。
by 丹下段平 (2009-12-24 01:44)
アイディアはなかなか良かったと思います。
すべてはテイラー博士の顔につきますが・・・
by バラサ☆バラサ (2009-12-24 02:06)
丹下段平さん、こんばんは。
映画らしさに欠けていたように思えました。
観なくても損はしないと思います。^^
by hash (2009-12-24 23:31)
バラサ☆バラサさん、こんばんは。
>テイラー博士の顔
ちょっと、作りすぎではないかと笑ってしまいました。^^
by hash (2009-12-24 23:32)
チラシのモザイクがかかった博士の顔が
一番こわかったです、、^^;
by ジジョ (2009-12-25 11:04)
ジジョさん、こんばんは。
本当ですね。^^
もっと他の場面で恐がらせて欲しかったです。
by hash (2009-12-25 21:21)
皆さんの評価は低いですね。
私も決して高評価ではないですが。
事前に何についての映画か知らなかったので
そこそこ楽しめました。
でもミラ・ジョボビッチを使う必要はないかな。
本人とギャップがあり過ぎて....
ホントにあんな体験をしたら
博士みたいな感じになっても不思議じゃないかも。
シュメール語のくだりは良くなかったですか?
それでも映画館行かなくて良かったと思うのは
hashさんの言う通りTV番組レベルなんでしょうね。
by ひろくん (2010-09-27 23:44)
ひろくんさん、こんばんは。
モキュメンタリーとか言うようですが、地味に流行っているようですね。
残念ながら、昔、TVで放映されていたUFO系や探検ものレベルにしか思えなかったです。
by hash (2010-09-28 00:14)
弊記事までTB有難うございました。
父親の看病でなかなかコメントができませんが、悪しからず。
一部で“実際映像”が本物かどうか問題にする人もいるようですが、フェイクなのは火を見るよりも明らか。何でもないところで映像が乱れるなんて21世紀の機材ではまずありません(笑)。本物に見せかける“細工”がわざとらしさを生んでしまっていまったというお粗末。終盤の乱れは宇宙人(笑)がやっているのでしょうけど。
僕は、再現映像と称する映像を出すことで作り物を本物に見せるというアイデアに一応新味を感じました。アイデア倒れなんですけどね。
>世に蔓延る間違ったリアル志向を準えた作品
素晴らしいご指摘で、溜飲が下がります。
僕も色々な作品で申しておりますが、もっと仰ってください^^
by オカピー (2010-11-09 00:27)
オカピーさん、こんばんは。
>悪しからず
私も少々忙しいので、TBだけとさせて頂いております。
結局のところ、「ブレアウィッチ」と同種の作品かと思いますが、この手の作品に有名人を起用するのは間違いだと思います。
それも作り手の狙いなのでしょうが、やはりアイデア倒れですね。
>世に蔓延る間違ったリアル志向
最近、収束傾向にあるような気がしないでもないです。^^
by hash (2010-11-10 00:25)