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ファニーゲーム U.S.A. [タイトル:ハ行]

Funny Games U.S. (2007年)
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:ナオミ・ワッツ、ティム・ロス、マイケル・ピット、ブラディ・コーベット
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別荘にやってきた家族が、訪ねてきた2人の若者からいわれの無い暴力にされされる話。
若者の1人がカメラ目線で語りかけたり、不都合なシーンをリモコンで巻き戻してやり直すといった不愉快な演出を交え、観客を挑発しながら、犬に始まり、子供、夫、妻が順に殺されていく様子が描かれる。
若者達は、その前に、隣人一家を同様の手口で殺害しており、次に別の家族の別荘を訪れるところで映画は終わる。
世の中には理不尽な暴力が溢れており、いつ何時、その被害に会うかはわからないものだが、そんなことは日常のニュースで知らされており、わざわざ、お金を払って映画で見るものではないと思う。
本作は97年に監督が母国オーストリアで作った映画のセルフリメイクで、両作とも、それなりの評価を受けているようだが、それは、人間は本来、野蛮で残酷な生き物であることの証明に他ならないような気がする。


ファニーゲームU.S.A. [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD



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コメント 2

オカピー

>カメラ目線で語りかけたり
本来喜劇の手法で、鑑賞中の舞台や映画が作りものであることをわざと強調する【異化効果】。
本作にもそういう意味合いがあったと思われますが、仰るように却って不愉快になりますね。

その昔「悪い奴ほど手が白い」というイタリア映画がありましたが、正にその通りの作品でした。
by オカピー (2009-11-24 20:48) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
本来、英語でリメイクするのは、マーケットの拡大(=お金)の為と思われますが、本作はそうとは思えず、作り手の自己満足でしかないですね。
by hash (2009-11-24 21:44) 

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