Ｘ-メン：Movies 1-800：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

Ｘ-メン　[タイトル：英数字] [編集]

X-Men (2000年)
監督：ブライアン・シンガー
出演：ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュアート、イアン・マッケラン

超人的能力を持つミュータント達が、人類との共存を目指すグループと人類を支配せんと目論むグループに分かれて戦うアメコミ・ムービー
善玉チームが各々の特性を活かしながら、協力して、悪玉チームの陰謀を阻止するという単純明快なストーリーの裏に現実社会が決して避けては通れない戦争という難題を下敷きにしており、意外に硬派な作品である。
21世紀のアメコミ映画ブームの先駆けとなった作品で、本作の成功が無ければ、「スパイダーマン」が実写化されることもなく、「バットマン」や「スーパーマン」が作り直されることもなかったのではないかと思う。

Ｘ-ＭＥＮ２
X2 (2003年)
監督：ブライアン・シンガー
出演：ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュアート、イアン・マッケラン

ミュータント抹殺を図る人間が登場し、それを阻止すべく善悪ミュータントが共闘するというストーリーで、人類対ミュータントという構図の中に、互いを絶滅させようと目論む者を両者に加えることで、この地球において人類自体が特異な進化をした種別であり、人種等の違いで争うことの無意味さを暗に滲ませている。
娯楽映画のスタイルをとりながらも、前作以上に崇高なメッセージを含ませる所が、B・シンガーの真骨頂と言える。

X-Men: ファイナル・ディシジョン
X-Men: The Last Stand (2006年)
監督：ブレット・ラトナー
出演：ヒュー･ジャックマン、ハリー・ベリー、ファムケ・ヤンセン

ミュータント＝病気と考え、その能力を消してしまう新薬が開発され、それに反発する悪玉ミュータントの破壊活動を善玉ミュータントが阻止すべく戦うというストーリー。
前作で、仲間の為に自らを犠牲にしたジーン・グレイが復活し、実は最も強大な力を持つミュータントだったという予想外の展開が面白い。
３作目ということもあり、設定の紹介も不要で、更に登場人物も増えたこともあり、ドラマ的要素は最小限にして、アクション中心に構成されているので、テンポよく進行し、時間の経過を感じさせない。
そのアクションシーンも「スパイダーマン」のようにCGに頼り切ってないので、迫力がある。前２作の監督ブライアン・シンガーが「スーパーマン」を選択した為、ブレット・ラトナーに交代して、どうなるかと思っていたが、娯楽映画のツボを押えている監督だけに堅実に仕上げていた。