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ニューオーリンズ・トライアル [タイトル:ナ行]

Runaway Jury (2003年)
監督:ゲイリー・フレダー
出演:ジョン・キューザック、レイチェル・ワイズ、ダスティン・ホフマン、ジーン・ハックマン
runawayjury.jpgrunawayjury.jpg
銃乱射事件の犠牲者の遺族が銃器メーカーを相手に起こした訴訟の行方を独自の視点で描いたリーガル・サスペンス。
90年代にエンターテイメント性に富んだ映画化にもってこいの内容の作品が、旬のスター主演で次々と映画化され、ヒットした元弁護士の作家ジョン・グリシャムの小説が原作。
アメリカの法廷劇には昔から面白い作品が多いが、その理由の一つに陪審員制度の存在があると思われ、本作も「逃げる陪審員」という原題が示す通り、ある思惑を抱いて陪審員となった男を中心に予測不能の物語が展開していき、楽しませてくれる。
また、本作に登場する陪審コンサルタントという職種には興味深いものがあり、映画の面白さを引き立てている。陪審員候補者の素行調査をし、誰を選ぶべきかを弁護士にアドバイスしたり、有利な評決の為には、選ばれた陪審員を買収や脅迫をするなど法律違反も辞さないその姿勢に驚かされる。
これに、原告・被告双方の弁護団に「陪審評決を売ります」と持ちかけてくる謎の女性が絡み、通常の法廷劇とは違い、弁護士以外の人々が繰り広げる駆け引きがスリリングに描かれ、2時間を越える長さを感じさせない。
主役から脇役まで、キャストも充実しており、見覚えのある顔が次々と登場するのがうれしい。(今回、初めて気付いたが陪審員の1人に「フラッシュダンス」のジェニファー・ビールスがいた。しかもセリフがない)
改めて言うもでもないが、脇に回ったオスカー俳優G・ハックマンとD・ホフマンが対峙するシーンは迫力があり、見応えがあった。そのG・ハックマンは本作の後、日本未公開のコメディが1本あるだけで、以降、映画には出ておらず、引退したという話も聞いた覚えがなく、どうしているのか気になる。
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コメント 8

duke

4人とも大好きなので、気になります!
ジェニファービールス!!(懐)
裁判所には自転車で・・通ったかも・・・^^;
by duke (2009-07-21 19:32) 

ちょいとおまえ

そう言えば最近ジーン・ハックマン見ないですね。
気になって調べてみたら2004年にインタビューで引退を公言しているみたいです。
是非とも撤回してもらいたいです。

関係ない話でスイマセン。
モーガン・フリーマンの私生活がとんでもない事になっています。
これでモーガン・フリーマンの姿も見れなくなったらと思うと心配です。
by ちょいとおまえ (2009-07-22 20:50) 

CORO

色々な思惑が交錯した作品のようですね。
法廷サスペンス、面白そうです。
by CORO (2009-07-22 21:23) 

hash

dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
4人とも存在感のあるいい俳優ですよね。
>裁判所には自転車で
私も一度、傍聴とやらをしてみたいと思っています。
by hash (2009-07-22 22:34) 

hash

ちょいとおまえさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
やはり、引退していたのですか。残念です。
>モーガン・フリーマンの私生活
孫娘と結婚?のことですね。^^
法的に問題ないのでしょうか??
by hash (2009-07-22 22:39) 

hash

COROさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
日本の裁判員制度は民事事件には適用されないので、この映画のようなことにはならないかと思いますが、観ておいて損はないと思います。
by hash (2009-07-22 22:42) 

duke

(モーガン)妻の孫で、血縁関係はないので、問題ないみたいです。
ウディ アレンは養子縁組した「子供」と結婚したみたいですし・・・。
そんな時、妻はどう思うのだろう・・・。
こんな事ばっかり、口をはさむ私^^;
by duke (2009-07-23 01:52) 

hash

dukeさん、こんばんは。
>妻の孫で、血縁関係はない
ということは、妻がモーガンと離婚後に再婚して出来た子の子??
>妻はどう思うのだろう
W・アレンの時は、内縁の妻だったミア・ファローは激怒していましたね。
by hash (2009-07-23 22:40) 

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