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王妃の紋章 [タイトル:ア行]

満城尽帯黄金甲(2006年)
監督:チャン・イーモウ
出演:コン・リー、チョウ・ユンファ、ジェイ・チョウ、リウ・イエ、 チン・ジュンジエ
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紀元928年、唐王朝滅亡後の中国王家の愛憎劇を豪華絢爛に描いた時代劇。
まずは、金を中心にした背景と衣装のきらびやかさに、こんな時代があったのかと目を見張る。
そして、国の覇権を争う戦いではなく、王家の跡目争いでもなく、夫婦の愛憎から生じた謀が親子、兄弟間に波及し、血で血を洗う争いとなるストーリーは、ホラー映画も真っ青の恐ろしさがある。
次男の兵を、王の兵が数で圧倒し全滅させた後、すぐに清掃され、何事もなかったかのように平穏を取り戻す様は、天安門事件を思い起こさせた。
2千年以上にも渡り、戦争を続けてきた国の威厳のようなものを感じ、背筋が凍った。

女優に対する誉め言葉としてはふさわしくないが、コン・リーはいい面構えをしている。
nice!(7)  コメント(6)  トラックバック(1) 

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コメント 6

duke

激しそうですね。。。心も、やることも^^;
by duke (2009-06-19 16:59) 

hash

dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
考えすぎかもしれませんが、反逆には有無を言わさぬ国の姿勢を感じました。
by hash (2009-06-20 00:57) 

父ちゃん

こんにちは(*^_^*)
ありがとうございます(^○^)
by 父ちゃん (2009-06-20 14:21) 

hash

父ちゃんさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
by hash (2009-06-21 00:13) 

オカピー

TBを貰ったことに全然気付きませんでした。
どうもすみません。

>天安門事件
菊を再び撒くショットは中国には古代より血で汚れた部分を隠す悪習があるということのメタファーになっていると思います。
そして当然のその矛先が具体的にどこに向けられているかは申す必要もないでしょう。
必要以上に絢爛豪華にしたのも外観と内部事情との差を強く表現する為ですね。

あの豪華さは、明か清かという感じですね。
そもそもあんな華麗な花火はあの時代はないと思います。
しかし、映画が描きたかったのは特定の時代ではないので、そういうことを言うのは本来野暮。(笑)
by オカピー (2009-06-27 01:53) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
いろいろな含みを持った作品ですね。
by hash (2009-06-27 23:41) 

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