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光の六つのしるし [タイトル:ハ行]

The Seeker: The Dark Is Rising (2007年)
監督:デヴィッド・L・カニンガム
出演:アレクサンダー・ルドウィグ、イアン・マクシェーン、クリストファー・エクルストン
darkofrising.jpgseeker.jpg
闇の騎士が強大な力を得ることを阻止する為に光の6つのしるしを探す運命を背負った少年の物語。
巷にあふれるファンタジー小説の映画化の一つなのだが、これまで見た中では一番つまらなかった。
そもそも、光と闇の勢力の戦いについての背景が説明不足なので、光の古老や闇の騎士が何の為に何がしたいのかがよくわからない。
そして、主人公が6つのしるしを探し求めて旅立つわけでもなく、光と闇の戦死の戦いがダイナミックに繰り広げられるわけでもなく、イギリスの片田舎という限定された地域で、時折、時空を移動しながら、その“しるし”とやらを一つずつ集めていくだけのストーリーは退屈極まりない。
簡単に言うと、戦いのない「ドラゴンボール」といったところで、面白みに欠ける。

「ハリー・ポッター」と「ロード・オブ・ザ・リング」の成功に倣い、数多くのファンタジー小説が映画化されたが、原作同様にシリーズ化されたのは、「ナルニア国物語」だけというのが実情で、本作も原作は4部作の1作目にあたるのだが、映画の方は続編製作の予定はない。
このファンタジー映画ブームの終焉とも取れる現象は、観客が飽きたというよりは、作る側が安易に映画化したことに要因があると思われる。
nice!(6)  コメント(8)  トラックバック(2) 
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コメント 8

U3

確かにそうだね。
自らが自らを滅ぼすという事でしょうかね。
by U3 (2009-06-11 10:47) 

hash

U3さん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
ハリウッドのネタ不足も相当、深刻なようですから、藁にもすがりたい思いなのかと思います。
by hash (2009-06-12 00:32) 

オカピー

TB有難うございました。

ファンタジー小説も百花繚乱のようで、実は同工異曲が実情といったところだろうし、後発のものほど「光だ、闇だ」と抽象的になる傾向にありますよね。
本作などはもっと詳細に描くべきところを端折ってつまらなくなった典型で、かと言ってもっと長く描写したのを観たいかと思うほど基本のお話に興味をそそられない。
ファンタジー特に児童ものはもういいよという感じです。
by オカピー (2009-06-13 01:37) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
原作もつまらなければ、続編は存在しないと思うので、何か独自性があるかと思うのですが、映画になるとどれも似たり寄ったりになってしまいますね。
ファンタジー映画もまだ、何本かあるようです。^^
by hash (2009-06-14 00:31) 

duke

あら・・コメントを書いたつもりが・・まぼろしか。
ファンタジーは大好きなので、良い作品をつくって欲しいです^^

by duke (2009-06-14 19:19) 

hash

dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
>まぼろしか
こういうことって、ありますよね。^^
>ファンタジー
とりあえず、「ハリー・ポッター」でしょうか。

by hash (2009-06-15 01:07) 

yukud

私は原作を読んだことがあったので見たのですが、ドラゴンボール実写並みの原作破壊でした。原作は「コーンウォールの聖杯」でそれなりに有名なスーザン・クーパーの作品で良い物語なのですが。
後、1970年代の作品で指輪物語、ナルニア、ゲド戦記につぐファンタジーの大物ですので後発よいうより前駆者に入る作品ですし、原作ファン自体は多いですよ。
by yukud (2009-11-22 02:40) 

hash

yukudさん、こんばんは。
小説と映画は別物ということですね。
by hash (2009-11-23 20:54) 

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