バビロン Ａ.Ｄ.

Babylon A.D. (2008年)
監督：マチュー・カソヴィッツ
出演：ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ヨー、メラニー・ティエリー、シャーロット・ランプリング

近未来を舞台に、ある女性をモンゴルからNYまで送り届ける仕事を引き受けた傭兵の物語。
訳ありの人物を敵の追跡をかわしながら護送するというありがちなプロットを、大陸横断という大スケールで描き、それなりの見せ場はあるものの、全てがどこかで見たことあるようなシーンの連続なので、V・ディーゼルが、時にトリプルX、時にリディックに見えてしまい、新味がない。
また、ストーリーは宗教＆科学というダン・ブラウンの小説みたいな要素を加えているものの、とても中途半端で、結局、何が言いたかったのかよくわからない。
アメリカでの公開前に、監督とプロデューサーの対立が露呈し、話題になっていたから、おそらく編集で揉め、監督の意図したものとは別の形になってしまったのだろう。
アメリカで発売されたDVDには、Unrated Extended Cut なるものが含まれているようだから、日本では劇場公開せずにDVDスルーで良かったのではないだろうか。

コメント 6

なんだかよくわからなそうですが、シャーロット ランプリングが超懐かしいです＾＾
制作側がもめて、作品が中途半端になるのは一番残念なことですね。
by duke (2009-05-23 01:42) 

クライマックスが有ったのか無かったのか分からないまま終わってしまった。という感じでした。
ディレクターズカットを出してＤＶＤの売り上げを伸ばす。なんて戦略だったら最悪ですね。
by ドコサヘキサエン (2009-05-23 11:15) 

大阪人は今厳しい状況です（ｗ
見に行きたいのですが、勤め先のお達しにより
人ごみ厳禁です。

編集前のUnrated Extended Cut が観たいですね。


by aneurysm (2009-05-23 11:22) 

dukeさん、こんばんは。
nice!＆コメントありがとうございます。
C・ランプリングは、出てくるだけで貫禄たっぷりでした。
ハリウッドは、よほどの実績がないと、監督の地位は高くないようですから、予算や期日を守れないとこんなことになってしまうんですね。
by hash (2009-05-24 01:12) 

ドコサヘキサエンさん、こんばんは。
nice!＆コメントありがとうございます。
強引な終わらせ方で、訳がわかりませんでした。
「ブレードランナー」のような伝説的な作品にはならないでしょうね。
by hash (2009-05-24 01:17) 

aneurysmさん、こんばんは。
nice!＆コメントありがとうございます。
人ごみと言うほど、混んでないから大丈夫ですよ。＾＾
そこへ行くまでが問題ですね。
DVD＆ブルーレイの発売を待った方が、比較もできて、良いかと思います。
by hash (2009-05-24 01:19)