SSブログ

モーテル [タイトル:マ行]

Vacancy (2007年)
監督:ニムロッド・アーントル
出演:ケイト・ベッキンセール、ルーク・ウィルソン、フランク・ホエリー
vacancy.jpgvacancy.jpg
車の故障により、モーテルに宿泊することになった夫婦が恐怖の一夜を過ごすことになるスリラー
ヒッチコック監督の「サイコ」以来、寂れたモーテルはそれ自体が恐怖の象徴とも言えるが、本作はその感覚を上手く利用しており、モーテルの看板が見えた時点で何となく恐怖を感じさせる。
血しぶきや殺人鬼の風体ではなく、音や照明を駆使して恐怖を演出しており、ストーリー自体に特に目新しい点があるわけでもないのに、スリルが最後まで持続するのは、その古典的なスタイルのおかげだろう。
オープニングクレジットの古臭い感じが不気味さを感じさせ、ラストも必要以上に引っ張って、まだ何かあるのではないかと思わせるのも、他の類似作品を匂わせ、最初から最後まで他力本願な演出が(いい意味で)憎い。
nice!(7)  コメント(8)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 7

コメント 8

コッスン

逃げ出す映画ですよね。怖かったです。
見てるとき、なんとなくアイデンティティみたいな感じました。
by コッスン (2009-03-30 09:18) 

duke

おーっこわそう。血がドバーは嫌いですが、こういう心理戦(^^;)は興味ありです!
モーテルって、車社会のアメリカならではですよね。Noカントリーのモーテルのシーンも怖かったなぁー^^;
by duke (2009-03-30 13:20) 

hash

コッスンさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
モーテルが舞台のいろいろな映画を思いさせますね。
by hash (2009-03-31 00:20) 

hash

dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
決して、誉められた作品ではないのですが、映画好きにはそれなりに楽しめるのではないかと思います。
モーテルって、モーター・ホテルの略でしたよね。
by hash (2009-03-31 00:23) 

オカピー

トラコメ有難うございます。

殺人の数と血の量で勝負しなかったのは大歓迎。
が、やはり演出力は疑問で、例えば【引っ張って肩すかし】という部分などもっと工夫を凝らして意図的にやっているということを確実に感じさせることができたら、ぐっと評価も上げられたのではないかと思います。

そういう意味で、<他力本願>という表現は、言い得て妙ですね。


by オカピー (2009-04-06 00:34) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
監督の名は聞いたことありませんが、映画好きだということはわかりました。^^
by hash (2009-04-06 01:01) 

てくてく

こんばんは~^^
この位の怖さが丁度かと思われます。
夫婦の関係なども上手く織り込めていて、
短いわりには良く出来ていたし・・・。
怖がらさせてもらいました^^;
by てくてく (2009-09-19 01:39) 

hash

てくてくさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
コンパクトにまとめながらも、しっかり恐怖も煽っていましたね。
この監督の次回作に期待が持てます。
by hash (2009-09-19 22:16) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。