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ファウンテン 永遠につづく愛 [タイトル:ハ行]

The Fountain (2006年)
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ、エレン・バースティン
fauntain.jpgfountain_2.jpg
難病の妻を救うべく、治療法の研究にいそしむ夫の姿を幻想的な映像を交えて描くラブストーリー
上記の基本となる物語に、妻が書いた小説と、妻の死後の夫の幻想を加えた3つの世界が相互に絡みながら、ラストに向かって収束していく展開は、これまでに見たことがない斬新さがあり、思わず見入ってしまう。
聖書のアダムとイブで有名な「生命の樹」をモチーフに、マヤ文明の伝説や仏教的観点を取り入れたストーリーの意図することには、わからない部分もあるが、その創造性には興味深いものがある。
また、不老不死への挑戦を描きながらも、実際にそのようなものは不要で、人間は誰しも親しき者の死を経験し、それを受け入れなければならないというメッセージが伝わってくる。
D・アロノフスキー監督作は初めて観たが、ミッキー・ローク復活と2008年の映画賞を賑わせた「レスラー」の公開が待ち遠しく、また、次回作が「ロボコップ」のリメイクということで、どんな映像を見せてくれるのか、楽しみである。
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オカピー

トラコメ有難うございました。

僕の印象は、【泰山鳴動して鼠一匹】でした。^^;
奥方の「私と一緒にいて」というサインに気付かなかった夫が、紆余曲折(映画的には相当な大騒動)を経て、それに気付くだけのお話と思えたからです。
もう少し小品的な作りの方が良かったのではないでしょうか。

IMDbを見ると世評はなかなか良いようですが、僕は単細胞だからこういうのはダメでした。TT
by オカピー (2009-03-16 01:17) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
D・リンチ作品のように映像も内容も意味不明というのは困りますが、本作は言いたいことは何となくわかるので、許容範囲内でした。
IMDbで評価が高いのは宗教的だからではないでしょうか。
by hash (2009-03-17 22:10) 

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