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1408号室 [タイトル:英数字]

1408 (2007年)
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、メアリー・マコーマック
1408.jpg1408.jpg
オカルト調査の為、宿泊者は必ず死ぬという部屋に入った作家が体験する恐怖を描いたホラー
ミスト」のステーブン・キング原作ということで、何か印象に残るものがあるかと期待したがよくある普通のホラーに過ぎず、残念ながら特にこれというものはなかった。
ホラーと言えど、過去の宿泊者には無残な死に方をしている者もいると恐怖心を煽る割には、主人公はそんなに酷い目には遭わないので、あまり恐さはない。またS・キングは多作な作家で、映像化されている作品も多いだけに、向かいのビルの男や死んだ子供の幽霊など既視感のあるシーンが多いのも、その一因となっている。
田舎町の寂れたモーテルあたりが舞台になりそうな話を、せっかく大都会NYの人気ホテルに持ってきた割には、その設定も活かされているとは思えず、数少ない登場人物の一人であるS・L・ジャクソンも意味深なキャラクターとして登場した割にはたいした見せ場もない上、ストーリーも消化不良な感じが否めず、結局、見所はJ・キューザックの一人芝居だけだった。
アメリカでは「ミスト」の3倍近い興行収入を稼ぎ、S・キングの作品中最高のヒットとなったのが不思議に思う。
nice!(6)  コメント(12)  トラックバック(9) 
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コメント 12

てくてく

え~、「ミスト」の3倍ですか!
それはちょっと驚きだけど、
考えてみれば怖さも控えめなので
幅広く受け入れられたのかな?
by てくてく (2008-12-09 01:39) 

coco030705

こんばんは。
え! 怖くなかったですか?Hashさんはホラー好きの方なんでしょうね。
私はすごく怖かったです。
この作品でS・L・ジャクソンは、もう少し出番を多くして欲しかったですね。
今まで私が見た(数少ない)ホラーの中でナンバーワンは、スタンリー・
キューブリックの「シャイニング」でした。
by coco030705 (2008-12-09 22:48) 

duke

最高のですか!?すごい、大ヒットですね。
「何があるのかな」と興味をそそるものは予告にはありますけど。。
見てみたい気もする。
でも「オカルト調査」って・・結局解決したんでしょうかね~。。(怖)

by duke (2008-12-09 23:48) 

hash

てくてくさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
やはりエンディングの違いかと思います。
よくよく考えると、「ミスト」と比べるのが間違いで、S・キングのホラー作品としてはいい方かなと思うようになりました。
by hash (2008-12-10 00:31) 

hash

coco030705さん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
決してホラー好きではないのですが、恐さを感じなかったのは、見方を間違えたせいかと思います。
「シャイニング」は見たことないので、機会があれば見たいと思います。
by hash (2008-12-10 00:36) 

hash

dukeさん、こんばんは。
nice!&コメントありがとうございます。
最高と言うのはあくまで、S・キング原作映画の中でのことなので、大ヒットというほどではないかと思います。

>結局解決したんでしょうかね~
微妙なところです。
by hash (2008-12-10 00:39) 

hash

xml_xslさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。

たねさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by hash (2008-12-10 00:41) 

hash

コッスンさん、こんばんは。
nice! ありがとうございます。
by hash (2008-12-10 00:42) 

duke

ミザリーとかよりかなーっと。スタンドバイミーとか。。
グリーンマイルとかはホラー票じゃないのかな?
いずれにせよ確かにみんな地味かも・・。ポスターを見ても、これは派手に狙ってるな、という気がします。
by duke (2008-12-11 02:30) 

hash

dukeさん、こんばんは。
「ミザリー」や「スタンド・バイ・ミー」とは違う趣きの作品です。
また、実際のところ、あまり派手さはないですね。
単に、私がよく理解してないだけかもしれません。
by hash (2008-12-12 00:31) 

オカピー

弊記事までトラックバック有難うございました。

恐くないというのが専らの評判ですね。
僕も同じでした。(笑)

翻って、ホラー映画と言えばでかい音とか<振り向いたらそこに人>といったこけおどしの時代だけに、ちょっとクラシックな恐怖醸成などそれとは一線を画した作風にそれなりに評価したいところがありました。カーペンターズの「愛のプレリュード」の使い方などはその典型でしょうか。

向い側のビルの男をめぐる一幕でも、男が自分と解ってがっかりしていると間髪を入れずに男が襲ってくるのがガラスに映り、ぎりぎり逃げるというアイデアが良いです。
by オカピー (2009-10-10 11:20) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
>「愛のプレリュード」
私はこの曲がかかるたびに笑ってしまいました。^^;
主人公が死ぬアナザーエンディング版もあるようですが、絶対にそちらの方が良かったと思います。
by hash (2009-10-10 21:14) 

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