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ブラック・スネーク・モーン [タイトル:ハ行]

Black Snake Moan (2006年)
監督:クレイグ・ブリューワー
出演:サミュエル・L・ジャクソン、クリスティーナ・リッチ、ジャスティン・ティンバーレイク
blacksnakemoan.jpgblacksnakemoan_2.jpg
ポスターだけを見ると、グラインドハウス系の映画のようだし、弟に妻を寝取られた男がSEX依存症の女を自宅に鎖で監禁するという設定だけを聞くと、サイコサスペンスのように思えるが、実際は、初老の黒人男性と若い白人女性の心の交流から生まれる自己再生の物語を一風変わったタッチで描いた人間ドラマである。
どうしても奇抜なシチュエーションにばかり目が行くので、複雑な内容の映画と勘違いしがちだが、実の所、牧師と話して、ブルースを聞けば、悩みは解決するという単純なストーリーである。鎖で繋ぐという行為も聖書の一節から来ているものなのだが、C・リッチの露わもない格好のおかげで、違う印象を与えることに成功していて、内容とのギャップから、奥深い物語に見えてくるから不思議である。
基本的にキリスト教に対する信仰ありきの映画で、信仰心と縁の薄い日本人にはそのメッセージは伝わりにくいと思われる。
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オカピー

仰る通りの作品でした。

水準を遥かにクリアする佳作と判断致しましたが、宗教的で解りにくいところを、この監督は音楽を媒介にして解りやすくしようとしているのだろうと思います。

この監督は前作「ハッスル&フロー」も同じアプローチですが、同作のラップよりブルースの方が好きなので、こちらのほうが楽しめましたかな。
しかし、仏の顔も三度まで、同じことばかりやっていると飽きられますから、次は新機軸を出さないとまずいでしょう。
by オカピー (2008-11-19 00:18) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。
信仰やブルースで救われるというのは、アメリカ南部の風習なのでしょうが、その辺りに興味が持てないと、理解しづらいかと思います。
でも、世間の評価は概ねいいようなので、そのアプローチが功を奏しているのでしょうね。
by hash (2008-11-19 00:37) 

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