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大統領暗殺 [タイトル:タ行]

Death of a President (2006年)
監督:ガブリエル・レンジ
脚本:サイモン・フィンチ、ガブリエル・レンジ
deathofpresident.jpgdeathofapresident.jpg
ブッシュ大統領がシカゴで銃撃され死亡したという設定で展開する擬似ドキュメンタリー。
現職の大統領を実名のまま死んだことにするという不謹慎な内容が論争を呼び、話題となった作品。観る前は、もしブッシュが死んだら、アメリカはどうなる、世界はどうなるという仮想シュミレーションを描いた内容かと思っていたが、実際は、前半は事件前後の状況、後半は犯人探しについての証言記録を並べただけの安易なサスペンス調の内容で、まるでバラエティ番組の葬式ごっこを見ているかのようだった。
要するに、本作はイギリス人のブラック・ユーモアに過ぎないのだが、なかなか日本人には理解できないユーモアと思われ、それよりも日本ではあたかも社会派作品であるかのように紹介されていることの方が面白い。
配給会社は、邦題を「ブッシュ暗殺」にしようとしたところ、映倫に却下されて、抗議のコメントを発表していた。これは宣伝のパフォーマンスに過ぎないと思うのでどうでもいいのだが、映画の中でブッシュは暗殺された訳ではないのだから、邦題は「大統領死亡」とするべきだと思う。
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コメント 3

hash

xml_xslさん、こんばんは。
nice!ありがとうございました。

たねさん、こんばんは。
nice!ありがとうございました。
by hash (2008-10-03 23:52) 

オカピー

全く仰る通りでして、大半の日本人にはこの洒落が通じないでしょう。
だから、宣伝マンもその日本人であるからして、真面目にそう思ってしまったのか、或いはそれを見越して皮肉交じりに社会派扱いにしたのか。
一応「真面目に思いこんだ」説ですが、うーむ、微妙なところですね(笑)。

こういう作品は滅多に作られないから星も多く進呈したくなります。
できれば、WOWOWに4月1日に放映してもらえば最高でした。



by オカピー (2008-10-04 02:48) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
いろいろなサイトで、本作の感想を拝見しましたが、ユーモアと捉えている方は見当たらなかったです。
いわゆる著名人も社会派映画として賞賛していました。
自分が間違っているのかと思いましたが、同じ意見の方がいてホッとしてます。
コメント&TBありがとうございました。
by hash (2008-10-05 16:32) 

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