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シャフト [タイトル:サ行]

Shaft (2000年)
監督:ジョン・シングルトン
出演:サミュエル・L・ジャクソン、ジェフリー・ライト、クリスチャン・ベイル
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70年代にシリーズとして3本の映画が作られた「黒いジャガー」のリメイクで、法の限界を感じ、刑事を辞めた男が正義を貫く姿を描くアクション。
ロングコートの主人公が颯爽と登場し、庶民の味方の黒人刑事(シャフト)VS.裕福な差別主義の白人犯人(ウェイドJr.)という構図で始まるオープニングは期待を持たせるものの、黒人ギャングが登場する辺りから、物語の方向性がおかしくなり、結局、シャフトの相手は黒人ギャングの方になってしまい、そのギャング一味と銃で撃ちあって解決という安易なクライマックスにはがっかりさせられる。そして、法廷前で被害者の遺族がウェイドJr.を射殺するラストもそれまでの展開を台無しにしており興醒めしてしまう。
登場人物を増やして話をややこしくしたり、最後にサプライズを持ってきたりとクエンティン・タランティーノやガイ・リッチー作品の影響を受けているの明白だが、焦点の定まらない訳のわからない作品になってしまったのは、監督の力量の差かと思う。
そんな中、注目は殺人犯ウェイドJr.を演じるC・ベイルで、本作が劇場公開された時は、スピルバーグの「太陽の帝国」に出ていた子供が、子役が大成するのが難しいハリウッドで、立派に俳優を続けていることに感心したものの、その後の活躍は想像すらできなかった。今だから言えることだが、本作でのS・L・ジャクソンとの対決をもっと見たかった。
C・ベイルがラッセル・クロウと共演した2007年の日本未公開作「3:10 to Yuma」が観たい。
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コメント 1

hash

xml_xslさん、こんばんは。
nice!ありがとうございます。
by hash (2008-08-26 21:28) 

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