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ダイ・ハード4.0 [タイトル:タ行]

Live Free or Die Hard (2007)
監督:レン・ワイズマン
出演:ブルース・ウィリス、ティモシー・オリファント、ジャスティン・ロング
diehard4.jpglivefreeordiehard.jpg
不死身の刑事ジョン・マクレーンの活躍を描くアクション映画の12年振りのシリーズ第4弾
車でヘリコプターを撃墜したり、トラックでジェット機に立ち向かったりと超人と化した主人公の姿にやりすぎとの声もあるようだが決してそんなことはない。
それは1作目からの原題の変遷を見ていくと明らかである。

1作目“Die Hard”=「簡単には死なない」
2作目“Die Harder”=「そう簡単には死なない」
間の悪い時に、間の悪い所にいた普通の刑事が、愛する妻を救う為、機転を利かし、身近なものを武器にして悪党相手に孤軍奮闘するという設定は、この2作目までである。

3作目“Die Hard: with a Vengeance”=「徹底的にダイ・ハード≒殺せるものなら殺してみろ」
ということで、マクレーンを殺す為の罠が幾重にもしかけられるが、ことごとく脱してみせる。
また、地下鉄やトンネル、船上などでやけくそ気味にかなりの無茶をしており、既に超人化の傾向が見える。

そして4作目の原題“Live Free or Die Hard”は、“Live Free or Die”=「自由でないなら死んだ方がまし」と“Die Hard”を掛け合わせた造語で、意訳すれば「自由の国アメリカでは絶対に死なない」という意味になるだろう。
つまり、3作目での方向転換を踏まえた上で、空白の12年間にも悪党と戦い続けていたと考えれば、1作目では「もう高いところへは登りません」などと言っていた主人公が、自らヘリコプターを操縦するようになるなど、恐いもの無しの超人と化したとしても不思議ではない。
主人公の超人振りを徹底して描きつつ、ハイテク機器など時代の流れも取り入れて、1作目では子供だった娘のルーシーを登場させるなどシリーズの歴史も受け継いだ脚本やそれを見事に映像化した監督の意気込みからもスタッフ一同が、このシリーズを熟知し、愛しているのが伝わってくる。
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コメント 7

hash

xml_xslさん、こんばんは。
nice!ありがとうございます。
by hash (2008-08-14 21:55) 

Yakoha

こんばんは。
これを観たとき、マクレーンをジャック・バウアーかと思っちゃいました。一人で大活躍しすぎ・・・!すごく面白かったんですけどね。(笑;)
by Yakoha (2008-08-17 23:29) 

hash

Yakohaさん、こんばんは。
ジャック・バウアーにはCTUの協力が不可欠ですが、ジョン・マクレーンは偶然、そこにいた人の協力があれば充分なので、マクレーンの方が上です。(笑;)
nice!&コメントありがとうございました。

by hash (2008-08-17 23:59) 

オカピー

TB有難うございました。

昨年TVでCMを観た時には嫌な予感がしましたが、実物を見たらCGを余り使っていないので安心しましたよ。

デジタル青年とアナログ親爺の対照が上手いアクセントとして効果的に使われていて、アクションの積み重ねだけに終わっていないところに本シリーズのエッセンスの継承を感じます。

確かに、スタッフはシリーズを熟知していますね。
by オカピー (2008-08-19 01:44) 

hash

オカピーさん、こんばんは。
特定の相棒がいないパート2以外は、主人公と対照的な人物を配してますね。
コメント&TBありがとうございました。

by hash (2008-08-19 22:06) 

いのっちまま

ダイハードは大好き大好き。。。
by いのっちまま (2010-01-03 01:57) 

hash

いのっちままさん、こんばんは。
どれも面白いですが、中でも、パート1は20世紀のNo.1アクション映画ですね。
by hash (2010-01-03 21:25) 

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