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リトル・チルドレン [タイトル:ヤ・ラ・ワ行]

Little Children (2006年)
監督:トッド・フィールド
出演:ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソン、ジャッキー・アール・ヘーリー、ノア・エメリッヒ
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郊外の住宅街で、現状に不満を持つ人々の人間模様を描いた全米ベストセラー小説の映画化。
夫のあられもない姿を見てしまった妻、司法試験に2度も落ちて妻に養ってもらっている男、現状から抜け出したいという共通の思いから不倫に走る2人を中心に、出所した性犯罪者、子供を誤射した元警官を加え、欲求や衝動を抑えられない困った大人たちの日常を描いており、世の中は、現状に満足していない人の方が多いと思われるだけに、妙なリアリティを感じて、面白いものがある。
タイトルの“リトル・チルドレン”とは「大人になれない大人」という意味らしいが、確かに、映画に登場する大人達はそろって自己中心的で、子供達以上に子供ぽっく、アメリカも“モンスターペアレント”なる言葉が流行る日本と変わらないのだなと思う。
それだけに、どのような終わり方をするのかと注目していたが、「過去は変えられないから、現状を受け入れ、前に進もう」というアメリカ映画においては典型的なエンディングで少々、肩透かしだった。
また、全編を通して挿入される、三人称のナレーションが全てを語っており、小説を超えることの出来なかった映画という感じもする。

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