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ラッキー・ユー [タイトル:ヤ・ラ・ワ行]

Lucky You (2007年)
監督:カーティス・ハンソン
出演:エリック・バナ、ドリュー・バリモア、ロバート・デュバル
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因縁のあるギャンブラーの父を負かすべくポーカーの世界大会に出場しようとする男の物語。
D・バリモア出演でラスベガスが舞台と言えどラブコメではなく、真面目な人間ドラマとなっているのだが、脚本を書いているのが、オスカー受賞経験もあるC・ハンソンとエリック・ロスとは思えないほど見所の少ない映画だった。
序盤から中盤にかけて、主人公が世界大会出場に必要なエントリー費用の1万ドルを稼ごうとする様子がいろいろと描かれるが、最終的に最初と同じ方法で1万ドルを手に入れており、1時間以上も掛けて描いたのはただの尺稼ぎだったのかと思ってしまう。
おそらく、主人公のダメ男ぶりを描写したかったのだろうが、20代の若者ならともかく、演じるE・バナの実年齢から考えても40前後と思われ、いい年の大人が何をしているのだろうと呆れるばかりで、馬鹿馬鹿しい賭けをしてはしゃいでいる友人達の方がよほどまともに思える。
また、苦労して出場した世界大会においても、ベスト3まで残った主人公が最後に取る行動は、おそらくは憎んでいた父を許すという意味なのだろうが、何故そうなるのか説明不足で理解に苦しみ、無難なラストに仕上げたなと感じる。
人気女優D・バリモア出演ながら、散々な興行成績だったことからも推測できるが、観客が観たいのは、ポーカーというある意味、不謹慎な世界で勝負する男の物語であって、定番の親子ドラマではないと思う。一般にギャンブルを題材にした映画では、道徳心の問題なのか、主人公が大勝することのないものが多く、他にも不道徳なジャンルというのはたくさんあるだけに、何故だろうと不思議に思う。
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